いまさら猥褻(ワイセツ)ねぇ。。。/純丘曜彰 教授博士
/猥褻裁判は、57年の最高裁が、羞恥感情は人類普遍の社会通念であり、法解釈として裁判官が基準を決められる、という、ひどい独断判例を残してしまったために、いまだに混乱を極めている。だが、国際的な社会通念からすれば、性も生の一部であり、こんなものを騒ぐ余地そのものがあるまい。/
一昨年のエロマンガ騒動は、最初から商売物で、こりゃアウトだろ、とわかりやすかった。ところが、今年になってから面倒が立て続けに起きている。第一が、川西の写真集の発売中止。第二が、会田誠の展覧会への批判。第三が、昨日2月4日のレスリー・キーの逮捕。川西のは、子供が手で胸を覆っているのがいかんのだそうだ。会田は、児童ポルノに当たるんだと。まあ、ここまでは、いろいろな考えがあるわな、という程度の話だが、レスリー・キーは、官憲が実際に逮捕しちまった。当然、すでに公判維持の目途も立っているのだろう。
いまさら猥褻裁判など知らない人も多いだろう。日本の刑法175条には「猥褻な文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する」うんぬんとあるのだ。じゃあ、どうだったら猥褻なのか、というと、この肝心なところが法律に書いてない。そのために、憲法21条の表現の自由とのかねあいで、かつてずっとすったもんだやってきた。
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一昨年のエロマンガ騒動は、最初から商売物で、こりゃアウトだろ、とわかりやすかった。ところが、今年になってから面倒が立て続けに起きている。第一が、川西の写真集の発売中止。第二が、会田誠の展覧会への批判。第三が、昨日2月4日のレスリー・キーの逮捕。川西のは、子供が手で胸を覆っているのがいかんのだそうだ。会田は、児童ポルノに当たるんだと。まあ、ここまでは、いろいろな考えがあるわな、という程度の話だが、レスリー・キーは、官憲が実際に逮捕しちまった。当然、すでに公判維持の目途も立っているのだろう。
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