/ルーマニアでお嬢さま学生が殺されたが、それは彼女の入っていたサークルのせいだ。大学のサークルには、おかしな宗教団体や政治団体のフロントなど、知らずに入ると危ないものも少なくない。突然に失踪したり、殺害されたりしてからでは遅い。何をやっているのか、いまのうちにチェックしておいた方がいい。/

 先週、聖心女子大学2年生のお嬢さま学生が深夜のルーマニアで変質者に無残に殺された。個人旅行ではない。インターカレッジの学生サークルによる派遣だ。現地の田舎街で日本語を教えるボランティアをする予定だった。だが、現地事情をまともに知っているならば、この旅行計画は、刑事事件として責任が問われて当然なほど、出発以前から無謀論外。いくら20歳の成人とはいえ、いまだ学生でもあり、旅費も親が出したのだろう。だが、なんでこんな旅行を親は許したのか。そもそも、こんなひどい学生サークルに関わっていることを、なぜ親は許していたのか。

 大学のサークルには、いろいろなものがある。ラグビー部や応援団のような硬派から、鉄研(鉄道)、漫研(漫画)、SF研、スポ愛(スポーツ愛好会)など、たあいない軟派まで、いろとりどり。有名大学のサークルの場合、他の大学や短大、専門学校の女子学生たちが、将来有望そうな男を漁りにやってきて、中は男女関係がドロドロ、というようなところもある。なんにしても、学生生活は、勉強が半分、交友が半分。異なる環境から集った同世代との交友を通じて、多くのことを学ぶためにも、なんらかのサークルには入った方が学生生活も充実する。

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