一度辞めても、会社と本人の希望が合致すれば再入社が可能な会社、それがアシストである。
なぜ一度辞めていった社員にもう一度チャンスを与えるのか。創業者で現会長のビル・トッテンは、こう語る。

【再就職で得た「原点に還る」を実践する社員】
株式会社アシスト システムソフトウェア事業部 営業統括部 伊奈 貴幸 (Takayuki Ina)
― 1994年アシスト(当時ACA社)へ入社。技術に配属された後、2001年に通信営業部へ。2003年12月に退社、2004年9月に再入社し、再び通信営業部に配属、現在システムソフトウェア事業部で営業を担当する。

「辞めないほうがいいと思っている社員が辞めると言ってきたら、僕は引き止めるけどその時点ではほとんどの場合、もう手遅れで気持ちを変えることはできない。また、アシストの社員の多くは新卒で入社しているのでほかの会社を知らない。だから、違う空気を吸えばまた戻りたくなるだろうと思っている。実際に再入社した社員たちをみると、ほかの会社で働いて戻ってくると辞める前よりももっと熱心な社員になることを証明してくれている」。(関連記事⇒「隣の芝生は青かったか?再入社した社員が学んだこと」http://www.insightnow.jp/article/6046)


システムソフトウェア事業部で営業を担当する伊奈(いな)も、一度退職し、再び戻ってきた新卒入社組の一人である。

「魔が差しました(笑)。アシストの元同期が営業マネージャをしていたコンピュータメーカーに年収が上がるかなあと思い転職しましたが、行ってみると社風はアシストと正反対でした。重要なことはとにかく1円でも多く売る、それ以外は誰も何も考えていませんでした。しかも僕の仕事は締めが週単位。今週何十万円足りない、もっと言うと今日何万円足りない、のチェックがありました。給料は月の売上げで歩合で決まり、本当に“今日いくら稼ぐか”という仕事でした」

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