質問力より前に、身につけるべき3つの聴く技術。

質問力を磨くのは大切だが、すぐに身につけられるほど容易なことではない。営業であれ、面接であれ、話をはずませたり、十分なヒアリングをしたりするためには、いい質問をする力が求められるが、実際には質問が出てこず、頭の中が真っ白になる人も少なくない。だが、相手に気分よく、たくさんの内容を話してもらうのは、質問力がなくても可能である。それが、誰にでもすぐにできる次の3つの技だ。

一つ目は、「うなづき」。うなづくは“頷く”と書き、首やあごを使って、自分が話をちゃんと聞いていることを動作で話し手に伝える。また、“肯く”とも書くので、理解や共感・同意を示すことでもある。自分ではちゃんとうなづいているという感覚があっても、話し手から見てみれば、そうは見えないくらい小さいうなづきであることが多い。聞いている、共感していることを伝えるためには、首の後ろが伸びる感じ、あごが胸の方に向かって動く感じが必要だ。

人前で話す人にとって、うなづきの大きな人の存在はとても嬉しい。伝わっている感じがするから、その人に視線を向けがちになるし、勝手に好感を持ってしまう。プレゼンテーションをしていて、誰もうなづいてくれないので、不安になった経験を持つ人は多いと思うが、安心して相手にしゃべってもらうためには、大きくうなづいて見せるのが非常に効果的なのである。

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