男心をつかむ料理はオネエに学べ!?
もうすぐホワイトデー。チョコのお返しをひそかに期待しつつ、自慢のお料理で彼をもてなそうと考えている女子の皆さんも多いのではないだろうか。先日、書店の料理本コーナーに何気なく立ち寄ったところ、ひときわ異彩を放つこんな本を見つけた。栗原はるみさんのナチュラルな表紙の横に、このショッキングピンク、そしてラメをふりかけたようなキラキラが……!(笑)
IKKOさん、カーリー(假屋崎 省吾)、KABA.ちゃん、山咲トオルという、濃い〜4人がそれぞれの自慢料理を披露するという謎のレシピ集『愛のオネエ飯』である。
版元の編集者さんに、企画の発端などうかがってみたところ、
「実は、アラサー編集者2人の何気ない雑談がきっかけです。『最近オネエがブームだよね。恋のカマ騒ぎっていう番組を見たんだけど、オネエ様方の料理の話がとっても面白かったんで、料理上手のオネエのレシピを集めて書籍にしてみたら面白いんじゃない?』というような話をして解散。数日後、オネエ様方のレシピ本の企画書は見事に通り、晴れて出版の運びとなりました。ちなみに、当初の仮タイトルは『カマ飯』でした(笑)」
一般女性とオネエ様方のレシピは、どこが違うんでしょう?
「本書の読者である独身女性が、彼氏に本書のレシピでお料理をつくったところ、『おいしい!』と大評判らしいのです。“健康”とか“栄養”とか“カロリー”を気にしている、お上品なレシピだと男は物足りない。
本当に『男子ウケ』するのは、たっぷり&こってり&ボリュームどっかん!! の料理。オネエたちは“心は女でも身体(=味覚)はもともと男。気どらない街中の中華とか、あんな味つけを好む“男ウケ味つけ”のツボをよくとらえているんですね」
な、なるほど〜。確かに私の周囲の男性たちも、玄米に野菜のおかずがちまちまついてくるような女子好みのカフェ飯とかは、避けたがる傾向が……。あと、レシピだけでなく、「彼を待たせないよう、下ごしらえをしっかり」とか、男性への気遣いもすごいですよね……。コラムにあった、某オネエ様の「息を嗅ぐだけで、(その人が)空腹かどうかがわかる」という一文にも驚愕しました。制作中、現場の雰囲気はどんな感じだったのでしょうか?
「タレントさんの料理本って、実際はアシスタントが作ったり、料理をしているフリだけ撮影しておしまい、なんてものもありますが、この本に登場の4人のオネエはみ〜〜んな、全部いちから手作りしてくれました。みなさん手際もいいし、ささっと作ってくださるので、インタビューや撮影が追いつかなくなることもありました」
みなさん、包丁を持つ姿が板についてますもんね。あと、「親戚が海苔の養殖をしているので……」といった背景から生まれたレシピなどもあり、つくりものではないリアルさがありました。なお、個人的におもしろかったのは、各料理につけられたキャッチコピー。
「甘辛いだしが愛のように染み出る」「オカマじゃないのよ オナベで作るスペシャルちらしずし」とか、「今日は私があなたのおかん うれし懐かし母のカレー」「クスッ 気取ってステーキこしらえたわ」などなど、読んでいるだけでトリコになりそう!!
とそんなわけで、“愛”が隠し味!? のオネエ飯、ヘルシーさやおしゃれさばかりが売りの料理本に食傷気味という女子の皆さんは、一読してみてはいかがでしょう?
IKKOさん、カーリー(假屋崎 省吾)、KABA.ちゃん、山咲トオルという、濃い〜4人がそれぞれの自慢料理を披露するという謎のレシピ集『愛のオネエ飯』である。
「実は、アラサー編集者2人の何気ない雑談がきっかけです。『最近オネエがブームだよね。恋のカマ騒ぎっていう番組を見たんだけど、オネエ様方の料理の話がとっても面白かったんで、料理上手のオネエのレシピを集めて書籍にしてみたら面白いんじゃない?』というような話をして解散。数日後、オネエ様方のレシピ本の企画書は見事に通り、晴れて出版の運びとなりました。ちなみに、当初の仮タイトルは『カマ飯』でした(笑)」
一般女性とオネエ様方のレシピは、どこが違うんでしょう?
「本書の読者である独身女性が、彼氏に本書のレシピでお料理をつくったところ、『おいしい!』と大評判らしいのです。“健康”とか“栄養”とか“カロリー”を気にしている、お上品なレシピだと男は物足りない。
本当に『男子ウケ』するのは、たっぷり&こってり&ボリュームどっかん!! の料理。オネエたちは“心は女でも身体(=味覚)はもともと男。気どらない街中の中華とか、あんな味つけを好む“男ウケ味つけ”のツボをよくとらえているんですね」
な、なるほど〜。確かに私の周囲の男性たちも、玄米に野菜のおかずがちまちまついてくるような女子好みのカフェ飯とかは、避けたがる傾向が……。あと、レシピだけでなく、「彼を待たせないよう、下ごしらえをしっかり」とか、男性への気遣いもすごいですよね……。コラムにあった、某オネエ様の「息を嗅ぐだけで、(その人が)空腹かどうかがわかる」という一文にも驚愕しました。制作中、現場の雰囲気はどんな感じだったのでしょうか?
「タレントさんの料理本って、実際はアシスタントが作ったり、料理をしているフリだけ撮影しておしまい、なんてものもありますが、この本に登場の4人のオネエはみ〜〜んな、全部いちから手作りしてくれました。みなさん手際もいいし、ささっと作ってくださるので、インタビューや撮影が追いつかなくなることもありました」
みなさん、包丁を持つ姿が板についてますもんね。あと、「親戚が海苔の養殖をしているので……」といった背景から生まれたレシピなどもあり、つくりものではないリアルさがありました。なお、個人的におもしろかったのは、各料理につけられたキャッチコピー。
「甘辛いだしが愛のように染み出る」「オカマじゃないのよ オナベで作るスペシャルちらしずし」とか、「今日は私があなたのおかん うれし懐かし母のカレー」「クスッ 気取ってステーキこしらえたわ」などなど、読んでいるだけでトリコになりそう!!
とそんなわけで、“愛”が隠し味!? のオネエ飯、ヘルシーさやおしゃれさばかりが売りの料理本に食傷気味という女子の皆さんは、一読してみてはいかがでしょう?