お花見シーズン到来―2011年にお花見自粛ムードを意識した人は全体の50%
ネットリサーチ会社の株式会社マーシュは、1都3県の20歳〜69歳男女1,000名をを対象に、昨年(2011年)と今年(2012年)のお花見についてインターネット調査を行ったと発表した。
お花見シーズンが東日本大震災の直後となったことで自粛ムードが広がった昨年は、全体の50%の人が自粛ムードを意識しており、例年と異なった心持ちでお花見をしていたことがわかった。
お花見は好きですかという問いに対し、全体の6割弱が「好き」と回答。
男女別に見ると女性の方がお花見が好きであり、男性49.4%に対し女性は65.2%だった。
既にお花見の予定があると答えた4割の人に対し、一緒にお花見をする人について尋ねたところ、「家族・親戚」(62.3%)、「友人・知人」(53.7%)、「職場や仕事関係の人」(15.3%)と続いた。
2011年の東日本大震災により、被災地の配慮として外食やレジャーを控える「自粛ムード」が拡がったが、この影響はお花見に対しても顕著であり、自粛ムードを意識した人は半数にのぼっていたことがわかった。
自粛ムードに関わらず、お花見をしたかどうかという問いに対しては、47%の人が「お花見をした」と回答。
お花見をした人に対し、ほかの年と比べて違った点について尋ねたところ、以下のような結果となった。
「特に違いはなかった/わからない」(36.0%)が最も多い結果となったが、何らかの違いや変わった点があったという人は64.0%にものぼった。
例年、首都圏の桜は3月下旬〜4月上旬にかけて見頃を迎えるが、震災発生と原発事故という未曾有の災害からわずか数週間後にお花見シーズンを迎えるとあって、国民がナーバスになっていたことがうかがえる。
また、お花見の時期は放射性物質の人体への影響について特に騒がれていた時期とも重なっており、外出そのものを避けていた人も多かったため「人出が少なかった」という見方もあるだろう。
さらに、「騒がないようにした」という回答については、「どんちゃん騒ぎが出来るような心境ではなかっただけ」といった意味合いの回答も含まれているだろう。
関東地方の今年のお花見シーズン到来まであと僅かだ。
東北に桜を見に行くことで東北の復興を応援するプロジェクトなども発足しており、自粛ムードとは異なる積極的な復興支援の傾向が見受けられるが、これも1年という月日を経てほんの少しだけ平静を取り戻した人々の心の顕れでもあるのだろう。
お花見シーズンが東日本大震災の直後となったことで自粛ムードが広がった昨年は、全体の50%の人が自粛ムードを意識しており、例年と異なった心持ちでお花見をしていたことがわかった。
お花見は好きですかという問いに対し、全体の6割弱が「好き」と回答。
既にお花見の予定があると答えた4割の人に対し、一緒にお花見をする人について尋ねたところ、「家族・親戚」(62.3%)、「友人・知人」(53.7%)、「職場や仕事関係の人」(15.3%)と続いた。
2011年の東日本大震災により、被災地の配慮として外食やレジャーを控える「自粛ムード」が拡がったが、この影響はお花見に対しても顕著であり、自粛ムードを意識した人は半数にのぼっていたことがわかった。
自粛ムードに関わらず、お花見をしたかどうかという問いに対しては、47%の人が「お花見をした」と回答。
お花見をした人に対し、ほかの年と比べて違った点について尋ねたところ、以下のような結果となった。
「特に違いはなかった/わからない」(36.0%)が最も多い結果となったが、何らかの違いや変わった点があったという人は64.0%にものぼった。
例年、首都圏の桜は3月下旬〜4月上旬にかけて見頃を迎えるが、震災発生と原発事故という未曾有の災害からわずか数週間後にお花見シーズンを迎えるとあって、国民がナーバスになっていたことがうかがえる。
また、お花見の時期は放射性物質の人体への影響について特に騒がれていた時期とも重なっており、外出そのものを避けていた人も多かったため「人出が少なかった」という見方もあるだろう。
さらに、「騒がないようにした」という回答については、「どんちゃん騒ぎが出来るような心境ではなかっただけ」といった意味合いの回答も含まれているだろう。
関東地方の今年のお花見シーズン到来まであと僅かだ。
東北に桜を見に行くことで東北の復興を応援するプロジェクトなども発足しており、自粛ムードとは異なる積極的な復興支援の傾向が見受けられるが、これも1年という月日を経てほんの少しだけ平静を取り戻した人々の心の顕れでもあるのだろう。