今年一番歌われる卒業式ソングは?
最近、尾崎豊の“創作ノート”が公開されたという。そんな彼の代表曲と言えば、『卒業』だろう。正直、卒業式で斉唱できるような内容ではないかもしれないが、私の世代(尾崎他界は、筆者が中学2年の時)は、この曲に影響を受けた者がかなり多かったように思う。卒業シーズンには、カラオケで熱唱するクラスメイトも多数。
そういや、卒業式本番では何を歌ったんだっけ……?
ところで、ある興味深いアンケートが実施されている。eラーニング教材「すらら」を展開する株式会社すららネットは、小学4年生から高校3年生までの男女を対象に「小中高校生の卒業式に関する意識調査」を実施。卒業式に関する現代事情を浮き彫りにしてくれているのだ。
まず初めは、ジェネレーションギャップが明らかになりそうで仕方がない「今年歌われる“卒業式ソング”」の集計結果について。
総合(卒業生・在校生含む)ランキング、1位には『旅立ちの日に(埼玉県秩父市立影森中学校教員)』が輝き、2位には『3月9日(レミオロメン)』が。その後、『旅立ちの日に・・・(川嶋あい)』(3位)、『栄光の架橋(ゆず)』(4位)、『ありがとう(いきものがかり)』(5位)がランクインしている。
なるほど。昔からの定番と言える『仰げば尊し』や『蛍の光』等を歌う学校もあるようだが、ランキングには入っておらず。その代わり、レミオロメンやいきものがかりなどによる旅立ちや感謝、応援の気持ちをストレートに表現したJ-POPが台頭してきているようだ。それにしても、卒業式でいきものがかりか!
続いては、「卒業する時の感情は何ですか(3つ回答)」というクエスチョンです。
こちらについては、まず総合(卒業生・在校生含む)ランキングをご紹介したい。結果、最も多かったのは「嬉しい」(45.5%)で、これに続くのは「淋しい」(42.6%)、「すっきり」(32.0%)、「悲しい」(28.3%)、「めでたい」(27.5%)といった感情たちである。
では、これを卒業生と在校生に分けて集計すると……? これが面白いのです。まず、卒業生ランキング第1位に輝いたのは「嬉しい」(52.1%)なのに対し、在校生は「淋しい」(42.7%)という感情がトップにランクイン。
総合ランキングで見ると、未来に対する“不安感”よりも卒業に対する嬉しさや現状からの“解放感”、将来への“期待感”の方が高い傾向があり、卒業するという立場になってもその傾向は変わっていない。楽観的な前向きさが見受けられるランキング結果となりました。
次の設問も、非常に興味深い。「自分が卒業する時、感謝の言葉を贈りたいのは誰ですか」という問いである。結果、「担任の先生」と「友達」が53.3%で同率1位に! 次いで「親」(51.2%)、「部活の顧問の先生」(35.2%)、「担任・顧問以外の先生」(16.8%)というランキング結果になっている。
ただ、そんな質問があれば、こんな質問もしてみたくないだろうか? 言うまでもなく「自分が卒業する時、それまでの不平・不満をぶつけたいのは誰ですか」という問いの登場です。こちらについては「いない」(40.6%)という声が最も多かったものの、次いで「担任の先生」(27.0%)、「友達」(19.7%)、「親」(14.8%)、「部活の顧問の先生」(13.1%)という意見がランクイン!
そうか、やっぱりか。何だかんだで上位に食い込むは、「担任の先生」か。感謝ランキングにも不平・不満ランキングにも、どちらもランクインしている。ただ、ご安心いただきたい。最近の子供たちは、「感謝」のポジティブな気持ちをより強く持っているようだから。それは、この集計結果からも明らかでした。
続いては、「これまでの卒業式で一番印象深かったのは何ですか」というクエスチョンを。結果、1位には「先生の涙」(15.6%)が輝き、2位には「友人の涙」(10.7%)が、3位には「先生の言葉」(9.0%)がランクインしている。
また具体的にどんなことが印象に残っているかを聞いたところ、「泣いたところを見たことの無い先生の涙」という回答が多数寄せられた模様。意外な先生が不意にこぼしてしまった「涙」は、一生懸命頭で考えた「言葉」より強く印象に残るようだな……。
その他、「生徒が倒れた」、「生徒がおもらしした」といった定番ハプニングの他、「卒業証書授与の際、肝心の卒業証書が校長先生の手元になく、卒業式が約10分間中断した」や「合唱台が崩れた」など、先生も真っ青な回答が寄せられている。
そして、最後は胸キュンな問いをキメていきます。「卒業式に告白をするとしたら、何が主流ですか」。
結果、一位はアレです。お馴染みの「第二ボタンを男子から女子へ渡す」(43.9%)です。次いで2位には「男女間での校章・ネクタイ・名札の交換」(13.9%)が、3位には「校章・ネクタイ・名札を男子から女子へ渡す」(6.6%)がランクイン!
今も昔も変わらず、卒業式の告白と言えば「第二ボタン」のよう。もう、永遠の定番か!?
卒業式シーズン真っ只中である、この時期。それらしき学生の姿も、街で多く見受けられる。彼ら彼女らには「不安も期待も噛み締めつつ、未来に羽ばたいてもらいたい」と思ってます!
(寺西ジャジューカ)
そういや、卒業式本番では何を歌ったんだっけ……?
ところで、ある興味深いアンケートが実施されている。eラーニング教材「すらら」を展開する株式会社すららネットは、小学4年生から高校3年生までの男女を対象に「小中高校生の卒業式に関する意識調査」を実施。卒業式に関する現代事情を浮き彫りにしてくれているのだ。
総合(卒業生・在校生含む)ランキング、1位には『旅立ちの日に(埼玉県秩父市立影森中学校教員)』が輝き、2位には『3月9日(レミオロメン)』が。その後、『旅立ちの日に・・・(川嶋あい)』(3位)、『栄光の架橋(ゆず)』(4位)、『ありがとう(いきものがかり)』(5位)がランクインしている。
なるほど。昔からの定番と言える『仰げば尊し』や『蛍の光』等を歌う学校もあるようだが、ランキングには入っておらず。その代わり、レミオロメンやいきものがかりなどによる旅立ちや感謝、応援の気持ちをストレートに表現したJ-POPが台頭してきているようだ。それにしても、卒業式でいきものがかりか!
続いては、「卒業する時の感情は何ですか(3つ回答)」というクエスチョンです。
こちらについては、まず総合(卒業生・在校生含む)ランキングをご紹介したい。結果、最も多かったのは「嬉しい」(45.5%)で、これに続くのは「淋しい」(42.6%)、「すっきり」(32.0%)、「悲しい」(28.3%)、「めでたい」(27.5%)といった感情たちである。
では、これを卒業生と在校生に分けて集計すると……? これが面白いのです。まず、卒業生ランキング第1位に輝いたのは「嬉しい」(52.1%)なのに対し、在校生は「淋しい」(42.7%)という感情がトップにランクイン。
総合ランキングで見ると、未来に対する“不安感”よりも卒業に対する嬉しさや現状からの“解放感”、将来への“期待感”の方が高い傾向があり、卒業するという立場になってもその傾向は変わっていない。楽観的な前向きさが見受けられるランキング結果となりました。
次の設問も、非常に興味深い。「自分が卒業する時、感謝の言葉を贈りたいのは誰ですか」という問いである。結果、「担任の先生」と「友達」が53.3%で同率1位に! 次いで「親」(51.2%)、「部活の顧問の先生」(35.2%)、「担任・顧問以外の先生」(16.8%)というランキング結果になっている。
ただ、そんな質問があれば、こんな質問もしてみたくないだろうか? 言うまでもなく「自分が卒業する時、それまでの不平・不満をぶつけたいのは誰ですか」という問いの登場です。こちらについては「いない」(40.6%)という声が最も多かったものの、次いで「担任の先生」(27.0%)、「友達」(19.7%)、「親」(14.8%)、「部活の顧問の先生」(13.1%)という意見がランクイン!
そうか、やっぱりか。何だかんだで上位に食い込むは、「担任の先生」か。感謝ランキングにも不平・不満ランキングにも、どちらもランクインしている。ただ、ご安心いただきたい。最近の子供たちは、「感謝」のポジティブな気持ちをより強く持っているようだから。それは、この集計結果からも明らかでした。
続いては、「これまでの卒業式で一番印象深かったのは何ですか」というクエスチョンを。結果、1位には「先生の涙」(15.6%)が輝き、2位には「友人の涙」(10.7%)が、3位には「先生の言葉」(9.0%)がランクインしている。
また具体的にどんなことが印象に残っているかを聞いたところ、「泣いたところを見たことの無い先生の涙」という回答が多数寄せられた模様。意外な先生が不意にこぼしてしまった「涙」は、一生懸命頭で考えた「言葉」より強く印象に残るようだな……。
その他、「生徒が倒れた」、「生徒がおもらしした」といった定番ハプニングの他、「卒業証書授与の際、肝心の卒業証書が校長先生の手元になく、卒業式が約10分間中断した」や「合唱台が崩れた」など、先生も真っ青な回答が寄せられている。
そして、最後は胸キュンな問いをキメていきます。「卒業式に告白をするとしたら、何が主流ですか」。
結果、一位はアレです。お馴染みの「第二ボタンを男子から女子へ渡す」(43.9%)です。次いで2位には「男女間での校章・ネクタイ・名札の交換」(13.9%)が、3位には「校章・ネクタイ・名札を男子から女子へ渡す」(6.6%)がランクイン!
今も昔も変わらず、卒業式の告白と言えば「第二ボタン」のよう。もう、永遠の定番か!?
卒業式シーズン真っ只中である、この時期。それらしき学生の姿も、街で多く見受けられる。彼ら彼女らには「不安も期待も噛み締めつつ、未来に羽ばたいてもらいたい」と思ってます!
(寺西ジャジューカ)