電子書籍にはエネループは必須アイテム【デジ通】

先日、愛用のエネループを紛失した。無くしてみると、エネループのありがたみがよくわかる。「節電」というのは、なにも電気の消費を少なくすることだけでなく、賢く電気を利用するという意味もあるのだということが、エネループを無くして実感した。ということで、改めてエネループを再考し、新しいエネループを購入した。■電子書籍が読めない！
現在、筆者の読書対象本は、電子書籍が多くなった。同時に、書籍リーダーの iPad、iPhoneは必須だ。中でも、画面の大きいiPadがないと、読書量が圧倒的に下がってしまう。それどころか、外出先ではEvernoteと連携して資料を利用しているため、 iPadが利用できないと作業効率も落ちてしまう。

こうした環境では、 iPadやiPhoneの電源環境もとても重要だ。要するに、バッテリー切れにならないように注意しなければならないということだ。

“モバブー”は iPadとの相性も抜群！

そもそもエネループを購入したのは、初代iPhoneの3Gのバッテリーがあまりにも保たなかったため。で、当時エネループの「KBC-L2S」というタイプのブースターを購入した。これで、外出時に１日保たなかったiPhoneのバッテリーが、安心して利用できるようになった。これは精神衛生上大変よい。この辺りのことは読者諸兄もすでに周知で、愛称“モバブー”のエネループユーザーも多いだろう。

しかし、このモバブーを家に忘れるならまだしも、紛失してしまったのだ。これはもう大変。iPhoneはiPhone 4へと機種変したので多少はバッテリーの持ちはよくなったものの、その分利用頻度もアップしていたので、バッテリーの消耗が激しい。したがって、すぐに利用不可状態になってしまう。さらに、 外出時のiPadに至っては、あっという間に読書不可にはなるし、資料を見ることもできなくなるなど、不都合が多すぎるのだ。

しばらく、AC-DC電源とケーブルを持ち歩いたが、どこにでも電源コンセントがあるわけでもないし、黙って利用すれば窃盗になるなど、面倒なことこのうえない。

■出力がアップしていた
当初購入したモバブーは「KBC-L2BS」という出力用のUSB端子が2箇所あるタイプで、USB端子からの出力はDC5V/500mA×2だった。実はこの出力、iPadではやや問題があった。というのも、500mAの出力では、充電しながらiPadを利用することができなった。なので、移動中の未使用時に充電し続ける必要があった。

今回、改めて購入したモバブーは「KBC-L2BS」というタイプ。見た目は、まったくKBC-L2BS」と同じで、USB端子も2個搭載している。違っていたのはその出力で、USB端子を2個同時に利用するとDC5V/500mAの出力だが、1個で利用すると2倍のDC5V/1A(1000mA)で出力できるのだ。これだけの出力があれば、iPadを利用しながら充電することも可能になった。

出力が旧バージョンの２倍にアップしていた

また、「KBC-L2BS」にはmicroUSB変換アタッチメントが付属しているので、Phone、iPadだけでなく、Xperiaでも利用できるようになった。その他、対応については、三洋電機のサイトを参照してもらいたい。

なお、「KBC-L2BS」の充電に関する仕様は次の通り。

【満充電】ACアダプター充電：約7時間/USB充電：約14時間
【80％充電】ACアダプター充電：約5時間/USB充電：約10時間

このあたりの仕様は、旧バージョンと違いがない。

出力アップしたモバブーを使いながら感じたことは、必要なときに必要なモバイル機器を利用できる環境を作ることも、大切な節電だということだ。必要とするときに電源を供給できないのでは、節電以前の問題。賢く電気を管理することが節電といえる。

願わくば、「KBC-L2BS」の重量（質量：約130g）がもう少し軽いとよいのだが…


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阿部信行 @ramunepapa [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。