ボーナスの使い道は貯蓄!?経済活性化をリードするのはバブル世代
震災後初のボーナスが支給され、ボーナス商戦まっただ中だ。自粛ムードも落ち着き、消費の活性化が期待されるこの時期、夏のボーナスの使い道について聞き取り調査をしたところ、「貯蓄を優先する」と考える男性が約半数に上ることが分かった。 マーケティング会社の株式会社シタシオンジャパンは、「“震災後初のボーナス”消費に関する意識調査」を、ボーナスをもらう予定の20代〜50代の男性1000人に実施。夏のボーナスの使用用途は「貯金・貯蓄」と回答した人が48.9パーセントだった。その背景には、ボーナス支給額が例年よりも減額すると見込んで、消費を控えようとする「守りの姿勢」がうかがえる。
バブル世代は若者の頃「消費花盛り」な時代を過ごし、消費文化を楽しんできた。一方で、流行を追いかけブームに乗ることが全てという感覚が主流だったため、衝動買いや無駄使いで数々の失敗を繰り返してきた世代ともいえよう。そんな彼らが時代の変化とともに、自分なりの価値基準や冷静な判断力を身につけ、モノ選びに慎重な消費者へと意識が変化した。いわば、40代〜50代は見た目の判断(直感)と商品の機能性(本質)をバランスよく捉えた「二目惚れ買い」の傾向が強い世代なのだ。
では、バブル世代の関心を集める商品とは何か。高額ながらも社会性に優れる「新型扇風機」「高級自転車」「新型ハイブリッドカー」といった商品が注目されていることが、量販店のヒアリング調査で分かった。スタイリッシュなデザインと環境性を兼ね備えた商品が、どれだけ40代〜50代の支持を集められるか。それが市場活性化のカギとなりそうだ。
GreenFan2(バルミューダ)
従来の扇風機よりも消費電力を90%カット。2010年グッドデザイン賞。
希望小売価格 3万4800円
(鈴木陽子)
■関連記事
・日本製3Dテレビは世界の流れに遅れをとった?【デジ通】
・働く女子必見!超クールビズ対応の美人なワキを手に入れるなら光美容器
・ドラムがなくても大丈夫!音が出る「エアドラムスティック」サンコーから発売!
・地デジ移行理由の「電波の有効利用」っていったい何? 【デジ通】
・3ヶ月ぶりの首位奪還!パナソニック除湿乾燥機【売れ筋チェック】