ウェイン・ルーニーが移籍志願から一転残留を決めた裏には、アメリカ人オーナーの数百万ドルにのぼる補強資金の確約があったことがわかった。

オーナーのグレーザー家はルーニーを説得するにあたって、デイヴィッド・ギルCEOに対してクラブの今後に関する情報を明らかにすることを許可。それによると、アレックス・ファーガソン監督に託される移籍資金の額に加え、獲得を目指す選手の名前までルーニーの代理人に伝えられたという。

関係者によると、「ルーニーを説得するには何か大胆な方法が必要だった。ルーニーはチームを補強するための確証、確実な情報を求めていた。グレーザー家はいろいろ言われているが、ルーニーに対しては彼が望んだ情報を与えたということだ」。

ルーニーが移籍志願を口にして以来、マンチェスターのライバル、シティが獲得に積極的だと報じられた。これに怒ったファン30人ほどが、ルーニーの自宅に抗議に訪れたほか、ルーニーの写真を使ったナイキの大きな広告には、「シティに入るんなら死ね」との落書きがあされたほどだった。

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