ヒュー・グラント
 マンハッタンで暮らすセレブ夫婦の辛口ラブコメディ「噂のモーガン夫妻」。「ラブソングができるまで」のマーク・ローレンス監督がメガホンを取り、「ノッティングヒルの恋人」のヒュー・グラントと「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーが初共演した豪華な内容が話題を呼んでいる。1日、ヒュー・グラントが3年ぶり6度目の来日を果たし、東京・日比谷にて来日記者会見を行った。

 本作は、夫の浮気が原因で離婚寸前の夫婦が、殺人現場を目撃してしまった事から始まるラブコメディ。「ブリジット・ジョーンズの日記」、「ラブ・アクチュアリー」など人気のラブコメディに出演し、日本のアラフォー女性の心をつかんで離さない“ヒュー様”ことヒュー・グラントが妻の気持ちを取り戻そうと奔走する姿がコミカルに描かれている。

 会見場に登場した、ヒュー・グラントは「みなさんこんにちは! 戻ってこれてとても嬉しく思います。東京が大好きで、いつもちょっと楽しみすぎてしまいます」と49歳とは思えないチャーミングな笑顔で挨拶。映画については「サラとも仲良くなれたし、監督との仕事も3回目で心から楽しんだ。夢に見ていたカウボーイハットをかぶることができて嬉しかった」と終始楽しい撮影だったようだ。

 「ヒュー・グラントとラブコメをやるのが夢だった」と以前より話していたサラ・ジェシカ・パーカーとの共演については「僕は基本的に俳優が嫌いなんだ。でも彼女は俳優というより人間らしい。彼女はこの映画の撮影をしている間に『SATC2』のプロデュース、双子の世話と、とってもよく仕事をしていたよ」と絶賛した。

 また、劇中で浮気をした夫を演じた事にちなみ「日本では“浮気は文化だ”と言った男性タレントがいます。これに対してあなたのご意見は?」という質問が飛ぶと、「浮気は文化だというのは、たぶんそうなんでしょう。フランスやイタリアもそう。彼らは自慢したりせず優雅に行っているから、口に出しては言わないけれどね」と回答。「イギリス人はセックスより犬に興味を持っているから違うけどね」と、おどけて見せ、会場は爆笑に包まれた。

 映画「噂のモーガン夫妻」は3月12日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー。

噂のモーガン夫妻 - 作品情報