インタビュー:中川翔子「“貪欲ドリル”の先には、まだまだ色んな夢を」
2006年7月に発売したシングル「Brilliant Dream」での歌手デビューから、今年で3周年を迎えた中川翔子。7月15日に発売となる9枚目のニューシングル「心のアンテナ」では、彼女が“ネ申”と崇める作詞:松本隆&作曲:細野晴臣によるコラボレーションが実現し、本人が“ギザみみピチュー”の声優も務める「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克の時空へ」の主題歌に決定。前回より2年ぶりとなったインタビューでは、彼女自身の成長と作品への溢れる愛情を感じられる内容となった。
今回は「神々の闘い」3部作の最終章で、闘いが激化して、スケールも大きいので「どんな感じなんだろうな?」と思っていたら、自分が主題歌と聞いてすごく驚きました。やっぱり思い入れはものすごいですね。「ポケモンサンデー」という番組でも「しょこたん部長」というお姉さんをやらせて頂いて。ポケモンにはもう大人になってからもずっと変わらず感動させてもらって、色んな勇気とか命とか、今を大事に生きることとかも教わっているので。
松本さんの歌詞がすごく深かったんですけど、最初に読んだ時は「これは何度も歌わないと難しい、分からないかもしれない」と思ったんですけど、ミュージックビデオで本当に草原で空に絵を描きながら歌ったら、ポケモンでも色々な闘いがあって、人生で色々な辛いこととか苦しいこととか理解できないこととかがあるかもしれないけれども、そこじゃなくて、今生きてるという幸せだったり何かを愛する気持ちとか、そういう心に一度なれたらいいなという。聴いていてフワフワできるすごく気持ちいい歌になったんじゃないかなと思います。
――今回で5回目のインタビューですが、前回がもう2年前で。その時に、今後やりたいことを聞いたら「夢は松本隆さんとか細野晴臣さんにアイドル・ポップスを作ってもらいたいです」と言っていて、また一つ夢を実現されましたね。
中川翔子(以降、中川):去年のシングルで松本隆さんと筒美京平さんに書いて頂けたことが自分の人生の中ですごく大きくて。怖れ多すぎて口にすることもできないほどの、でもコッソリ夢だったので。そして松田聖子さんの曲で歌を歌うことが好きになったり、それから何年もほぼ毎日欠かさず聴いている好きな曲が、聖子さんのアルバムの曲で。それが松本さんと細野さんのものだったので、もう「ギャー!」という感じですね(笑)。今回、ポケモンの主題歌が決まり、ポケモンの方々も「松本さんと細野さんで行きたい」というミラクルが起きて。夢が叶ってしまい、しかもポケモンの主題歌という、事が大きすぎて脳の処理ができていない感じですね。――映画の主題歌ということもあり、ポケモンの世界観を意識された部分もあったかと思いますが、如何ですか?
中川:そうですね。3年連続で声優をやらせて頂くことになるんですけど、やっぱりポケモンの映画って泣けてしまうんですよね。泣く場面じゃなくても泣けてしまうのは、ポケモン達が生きているからなんですよね。子供の頃に観た初代の映画もずっと覚えているし、子供達もポケモン達が生きているということを映画で観て、夏休み最大の思い出になるということもつくづく感じます。今回は「神々の闘い」3部作の最終章で、闘いが激化して、スケールも大きいので「どんな感じなんだろうな?」と思っていたら、自分が主題歌と聞いてすごく驚きました。やっぱり思い入れはものすごいですね。「ポケモンサンデー」という番組でも「しょこたん部長」というお姉さんをやらせて頂いて。ポケモンにはもう大人になってからもずっと変わらず感動させてもらって、色んな勇気とか命とか、今を大事に生きることとかも教わっているので。
松本さんの歌詞がすごく深かったんですけど、最初に読んだ時は「これは何度も歌わないと難しい、分からないかもしれない」と思ったんですけど、ミュージックビデオで本当に草原で空に絵を描きながら歌ったら、ポケモンでも色々な闘いがあって、人生で色々な辛いこととか苦しいこととか理解できないこととかがあるかもしれないけれども、そこじゃなくて、今生きてるという幸せだったり何かを愛する気持ちとか、そういう心に一度なれたらいいなという。聴いていてフワフワできるすごく気持ちいい歌になったんじゃないかなと思います。