コンビニで買物を終えると、商品と一緒に手渡されるレシート。時々、お釣りがない時にレシートを渡してくれない店員がいたりします。店によって、店員によって対応が違うレシート渡し。ではいったい、レシート渡しのルールはどうなっているのでしょうか。

基本的なことですが、レシートは商品を購入したことを証明するためのものとして客に渡します。ですから、店としてはレシートは基本的に必ず渡さなければいけません。

ですが現実には、レジ前におかれている「レシート箱」(客がいらないレシートを捨てる箱)には捨てられたレシートが山盛りになっています。

コンビニで働くアルバイトは当然のように「レシートをお釣りと一緒に渡すように」と教育されていますが、客の方が「レシートは結構です」と断るケースが多いのです。特に朝の時間帯はその傾向が顕著です。朝の時間はどうしても忙しく、早く買い物を終わらせたいと考えているからです。

以前、某店舗でどれだけレシートを渡しているか調査したことがあります。防犯カメラの映像をチェックして数えました。その結果、8割はレシートをしっかり渡していましたが、2割はレシートを渡せていませんでした。

お釣りがない場合、レシートを受け取る前に商品を手にして店を出てしまう人もいるため、忙しい朝の時間帯だけに絞れば、渡していないケースが5割を超える結果がでました。

これは問題です。レシートがしっかり渡せていないと、後々、返品や交換の際にトラブルになってしまう可能性が出てきます。そうしたことがないよう、コンビニチェーンの本部や店長はレシートを100%しっかり渡すように指導していますが、実態は残念な結果が出てしまいました。

こうした実態を踏まえ、某コンビニ本部では、レシートを100%渡すことを目標にし、本部の経営指導員(スーパーバイザー)が店舗を巡回してレシート渡しが徹底されているかどうかのチェックをするようにしました。


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