5月12日：中国大陸株式市場反発
前日の下落を受け、前場は低く寄り付いたが、本日発表された1月―4月の都市部固定資産投資が、市場の予想を上回ったことが、相場を下支えした。関連業界の不動産株も堅調。
また、税関総署が発表した4月の貿易統計では輸出・輸入ともに前月の下げ幅を上回るマイナス成長となったが、貿易状況悪化は予測の範囲だったため相場への影響は限定的。
上海市政府は上海を国際的金融センター、国際的水運ハブに建設計画実施意見を公布。上海を拠点とする銘柄が買われた。
石炭株も上昇。国務院が石炭業界など、プロジェクト投資における資本金割合の引き下げ案を承認しており、石炭の季節需要を迎えるにあたって、価格安定化と企業利益の安定化を見越して買われた。中国神華は2.3％上昇、中煤エネルギーは2.92％上昇した。
1月―4月の自動車販売量は累計383万2000台、前年同期比9.4％増加したことから、自動車株もしっかり。金宇車城、上海自動車などがストップ高となった。
深セン成分指数は10,179.15ポイント、前日比3.14ポイント上昇した。
上海・深セン両市場をあわせた売買代金は1763億元（約2兆5191億円）、前日比33％縮小した。
（China Press 2009：KCD）
