上木彩矢

インタビュー：上木彩矢「ライブが終わると抜け殻みたいになる」

2008年9月24日 12時0分

――もう一方の初回特典盤（CD+DVD）BのDVDには、去年のライブツアーの映像が収録されていますね。今年は去年よりも早く10月からライブツアーがスタートして、その後もリリースが控えているようですが、今年は去年までよりもサイクルを早めたいという意識があったんですか？

上木：せっかく調子がいいのに、止めちゃうと勿体ない気がすると言うか、きっとやれる時はやり続けた方が。本当に毎月でも出した方がいいと思うし、ただ毎月出すわけにはいかないので（笑）。まだ9月にアルバムを出せば、年末までにはまだ、もう1枚出せるぐらいの期間があるので。じゃあここは頑張って、今年はもう少しシングルを出そうという。これも年明けから考えていたことなので。でも、別に苦しくもなく、特にストレスも感じずにやれてますね。

――去年までは、ライブツアーが終わった後、年が明けて次のシングルをリリースするまでの期間は、そのようにして過ごしていたんですか？

上木：まず、ライブが終わると、しばらくは抜け殻みたいになっちゃうんですよ。もう「出し切っちゃった！」みたいな感じで。しかも、ちょっと淋しくなっちゃって。楽しい後の寂しさみたいな、精神的にちょっとシュンとなっちゃうんですよ。それでちょっと止まっちゃったりしていたのもあります。でも、いっつもなんでそれはあまりそんな重要というか、大事件ではないんですけど（笑）。ライブが終わってからも普通に制作はしているんですけど、どうも「いついつまでにリリースする」という、何か目標地点が無いと動かないというか。やってても、なかなか進まないんですよ。これは不思議なもので。

――その気持ちは分からなくもないですけどね、締め切りがあって初めて、そこに向かって徐々に焦り出していく感覚というのは。

上木：（笑）。無理にでも「いつまで」って、ポンポン決めれば必然的に動くし。それはそれで、いいですよね。

――年末年始に休みを取って、どこかに行ったりは？

上木：それが無いんです。本当に休みが欲しいぐらいで！まぁ自分が言ったから、自業自得なんですけどね。でもさすがに、こういう夏のシーズンになって、家族で旅行とかに行っている姿を見ると、｢チクショー！｣って思いますね。

――具体的に、どこか行きたいですか？

上木：いやぁー、行きたいんですよ！相変わらず海外旅行に行けていないし、もう1回も行かない内にパスポートが切れちゃって、更新しなきゃいけないし（笑）。「ハワイ行きたいよ」みたいな、まずはスタンダードに。

――上木さんは夏が苦手なのに、ハワイに行きたいんですか？

上木：嫌いですよ。きっと行ったら行ったで、「うわぁー、アッツーい！ホテルから出たくなーい！」みたいになるんだろうけど。「私、ハワイ行ったよ」とか1回ぐらい人に言ってみたいじゃないですか（笑）。

――それだけのためですか？