投資アドバイザーの鳥海翔氏が、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」にて「株価は停滞しているのに、なぜ強気予想が変わらないのか?中間選挙後の上昇を逃さない米国株の立ち回り方について解説!」を公開した。動画では、停滞気味のNASDAQ100をはじめとする米国株がバブルなのか仕込み時なのかを紐解き、「年末にかけて伸びる」という強気な結論と、具体的な投資の立ち回り方を提示している。

話題の投資先であるNASDAQ100だが、足元では株価の停滞が続いている。鳥海氏はこの原因について、主要企業の利益(EPS)は前年比で数倍に伸びるなど「めちゃめちゃ良い」決算を出しているものの、投資家からの期待(PER)が上がりすぎているため一時的な「調整」が入っている状態だと説明。「利益が上がっただけではなくて、世の中の期待、投資家からの期待が上がりすぎてしまっている」と指摘し、利益の伸び以上に株価が先行してしまったことが現在の停滞の理由だと語った。しかし、企業の稼ぐ力そのものは成長を続けているため、長い目で見れば株価は上がっていくと解説した。

また、過去のデータに基づく株価の傾向にも言及。中間選挙が行われる年は、1月から9月頃までは株価が荒れやすくイマイチな結果が続く傾向にある一方で、10月から12月にかけては一気に上昇し、さらに翌年1年間も高い確率でプラスリターンを生み出しているという。

加えて、「ITバブルの崩壊と同じことが起きるのではないか」という投資家の懸念に対しては、当時の主要IT企業のPERが140倍から200倍を超えていたのに対し、現在のAI関連の大型テック企業は20倍から30倍台にとどまっている事実を提示。「数字で比べたら全く違うものである」と断言し、今の米国株は実体を伴わないバブルではないと説明した。

これらを踏まえ、鳥海氏は今後のシナリオとして、7月から9月にかけては株価が上下を繰り返しながら調整が進むと予測。その上で、資金を一気に投入するのではなく、機会損失を防ぐために「7月、8月、9月、10月と小出しに投資をしていく」という手法が、最も無難かつ高いリターンを狙える立ち回りであると結論付けた。一時的な下落や停滞に惑わされず、データに基づいた冷静な視点で着実に資産を増やすためのヒントが得られる内容となっている。