ヒデが、俊輔が泣いた日から20年、再び立ちはだかったブラジル 痛恨逆転負け 終始猛攻受け、約4倍、19本のシュート浴びる
「北中米W杯・1回戦、日本代表1−2ブラジル代表」(29日、ヒューストン)
日本は史上最多5度の優勝を誇るブラジルに敗れ、3大会連続16強入りを逃し、敗退となった。W杯の舞台で2度目のサッカー王国との対戦となったが、06年ドイツ大会に続き敗戦。通算対戦成績は15戦1勝12敗2分け。今大会から参加48チームに拡大され、32チームによる決勝トーナメントとなったが、日本にとって悲願の決勝Tで勝利はならず。分厚い壁に阻まれ、W杯鬼門の4戦目を突破できなかった。
ヒデが、俊輔が涙に暮れた一戦から20年、再び王国の壁が立ちはだかった。佐野のゴールで先制したが、前半から劣勢が続いた。後半開始からの猛攻で10分に左サイドからのクロスをカゼミロに頭で押し込まれて、同点に追いつかれた。その後はなんとかGK鈴木を中心とした守備で凌いでいたが、延長もちらついた終了間際にマルチネリにゴールを許した。
結果としてブラジルに19本のシュートを浴びた。枠内は7本。日本は5本のシュートで枠内2本。ボール保持率はブラジルが55%、日本が36%だった。
1分け1敗で追い込まれていた日本は2連勝ですでに突破を決めていたブラジルと対戦。立ち上がりから猛攻にさらされた日本だったが、前半34分に玉田がスルーパスに抜けだして左足を一閃。先制に成功した。しかし、ブラジルは余裕を持った試合運びから前半終了間際にロナウドにヘディングをたたき込まれて同点で後半へ。後半は防戦一方となり、8分にジュニーニョに豪快な無回転ミドルを決められると、14分にはジウベルトに追加点。36分にロナウドに2点目を奪われて、万事休した。今大会でコーチを務めている中村俊輔は目を赤くさせながら「相手が一枚も二枚も上」と声を詰まらせ、チームの中心だった中田英寿はピッチに倒れ込んで涙。その後、中田は代表引退を発表した。

