美輪明宏さん

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【最後は「ありがとう」と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました。都内で営まれた告別式には、本人が好きだった黄色いバラを祭壇に飾り、棺には応援してくださったファンの皆さまからのお手紙を納めました。】

【写真】走る“パワースポット”だった、美輪明宏さんの「幸せを呼ぶ黄色い愛車」

 公式HPにて、6月20日に老衰のために91歳で亡くなっていたことが伝えられた美輪明宏さん。葬儀告別式は近親者のみで執り行われ、最後は「黄色いバラ」に囲まれて天国へ旅立ったようだ。

 美輪さんといえば黄色に染め上げたヘアスタイルがトレードマークで、風水においても黄色は「金運が上がる」「自己肯定感を高める」などのポジティブカラーとされる。

 スピリチュアルブームだった2000年代には、美輪さんの写真を携帯電話の「待受画面」にすると運気が上がると信じられ、多くの人が「美輪さん」を携帯。また国内だけにとどまらず、台湾でも2020年代から「美輪さんの壁紙」ブームが広がるなど、世界を幸せにしてきたといっても過言ではない。

 そんな「待受画像」以上にレアだったのが、美輪さんの「愛車」だった。遡ること10年前くらいまで自らハンドルを握っていた美輪さん。かつて記者も都内幹線道路でドライブ中の美輪さんと遭遇したことがある。

 信号待ちで止まっていたところ、隣車線には一際目を引くレトロなタイプのトヨタ車。また型式以上に目立っていたのは薄いイエローに塗装されたボディーだった。珍しい車とよく見てみると、運転席に座っていたのはピンと背筋を伸ばしてハンドルを握る、黄色いヘアーの美輪さん。「えっ」と驚いた記者に気づいた美輪さんは、にっこりと笑って会釈をしてくれたのだ。

元々のボディーは「ブラック」だった

 美輪さんが乗っていたレトロな愛車は、のちに調べると1996年にトヨタ創業60周年を記念して製造された「トヨタクラシック」。かつての名車を復刻した限定100台のプレミアムカーだった。

 しかしながら生産時のカラーは全てブラック単色とのことだが、美輪さんが乗っていたのは「黄色」。なんでも記者と遭遇した年の前年に事故に遭い、運気を呼び込むために自身で「黄色」に塗り替えていたというわけだ。

 当時の都内23区の自動車交通量は1日660万台で、基本道路だけでも170万本。その中でハッピーオーラを醸し出す、“歩くパワースポット”とも称された美輪さんに加えて、さらに「黄色い愛車」との遭遇は、それは宝くじ以上の確率とも言えよう。

 かつて自身の待受画像がブームになっていることについて、『週刊女性』の取材に「魔除けくらいにはなるんじゃないの」と笑って答えてくれた美輪さん。

「幸せを呼ぶ黄色い愛車」と遭遇したのちに、記者も「一生物」の幸せを授かったことを報告して、感謝とともにご冥福をお祈りします。