県人口67万人 人口減少をどう考えるか【徳島】
止まらない人口減少と、どう向き合うべきなのか。
社会学が専門の鳴門教育大学名誉教授の山本準さんに話を聞きました。
(鳴門教育大学・山本準 名誉教授)
「やはり人口減少は激しいですよね」
「全国的に見ても、首都圏一極集中というのは変わらないんですけど」
「地方都市にとっては、この人口減少はものすごく大きな影響がある」
山本さんは、人口減少の影響は大きく分けて2つあると言います。
「一つは経済に対する影響」
「労働人口が減るとそれから上がる、財政も減る。それに消費も減る。投資もしなくなっていく」
「悪い方にどんどんスパイラルしていく、悪循環が起こる可能性が非常に高い。だから人口減少は経済に大きな影響を与える」
「もう一つは社会保障面ですかね。社会保障というのはある程度人口が増えるピラミッド型とか、人口が安定していることを前提に、年金制度とか社会保険とか介護保険制度が出来上がっているんですけど」
「これがこのまま人口減少が続いていって高齢者の割合が増えていくと、あの制度は持たなくなっていく」
人口減少への対策については…。
(鳴門教育大学・山本準 名誉教授)
「本来、人口減対策っていうのは子育てとか、出産支援っていうのは国がすべきこと」
「でも、国があまりそちらの方に手をかけずに、どちらかと言えば高齢者福祉を中心にやってきた」
「これから国がやるべきことは、子育て支援をやるべきなんですけど、子育て支援をやるにしても結果が出るには20年近くかかる」
「だから長期的な視点で、国には人口減対策しっかり打ってもらいたい」
「今度地方は黙って見てると、もっと激しく減るばっかりですから」
「それぞれが地域に応じてふさわしいような、いろんな手を一生懸命打ってる所は、それほど人口大きく減らないと思う」
「仮に減ったとしても生き延びる道は探っていけると思う」
「だから県内考えたときに各市町村、このまま座視するのではなくて、自分とこの特性を生かした人口減対策をすぐにでも考えて打つべきだろう」
県の人口67万人は大正時代と同じ規模ということです。
人口減少の問題は、国の施策や私たちの生活の至る所に関わってくる問題です。
