将棋界の早指し団体戦『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』に向け、「サウスゴッツ大阪」のチーム動画が公開。フィットネスジムで「5分間全力運動」のミッションに臨む中、普段は涼やかな表情で盤に向かうトップ棋士が、慣れないマシンで息を切らす貴重なシーンが注目を集めた。

【映像】確かにこれはキツイ…斎藤八段のチャレンジ

 挑戦者として名前を呼ばれたのは、斎藤慎太郎八段(33)。全く使ったことがないという「クロストレーナー」を前に、やや戸惑い気味にスタンバイした。チーム監督の畠山鎮八段(56)の合図でスタートすると、手足を大きく動かす全身運動に悪戦苦闘。それを見ていた畠山八段も思わず「これはキツそうやな〜」とこぼすほどの運動量が斎藤八段を襲った。

 開始から2分が経過した時点で、たまらず「いや長いよ。長い」と本音を漏らした斎藤八段。撮影スタッフから「斎藤さんどうですか?」と状況を尋ねられると、息も絶え絶えに「上半身も連動するから喋れないっす」と返答するのがやっとの状態だった。

 盤上では常に沈着冷静で知られる斎藤八段だが、普段は見せない人間味あふれる姿を披露。畠山八段も愛弟子の奮闘を「フィッシャーの5分はめっちゃ短く感じるかも、この5分は長いような気がする」と、将棋の持ち時間との大きなギャップを全身で体感していた。

 無事に5分間を終え、「お疲れ様です」とマシンから降りた斎藤八段。「全身を同時に鍛えられているような感じだったので、めちゃめちゃ気持ちよかったです」と、最後はいつものさわやかな笑顔を取り戻していた。過酷なトレーニングで培った精神力が、本番の盤上でどう活きるのか期待が高まる。

◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
ABEMA将棋チャンネルより)