第26節を終了(第22節は延期)したセリエA。21勝4分けと無敗街道を突っ走るインテルの優勝を疑う声はなく、サポーターの関心は今や“欧州CL出場権獲得争い”に集中している。来季の欧州CL出場権は上位4チームに与えられ、勝ち点「67」のインテル、勝ち点「53」の2位ASローマの出場権獲得は濃厚で、残り「2」枠を巡る争いが激化している。

2日付のコリエレ・デッロ・スポルト紙は勝ち点「45」の3位パレルモ(1試合多い)から、勝ち点「31」の11位カターニャ(1試合多い)までの9チームを“欧州CL出場権獲得争い”の対象として取り上げている。同紙の出場権獲得予想は以下の通りとなった。「」内は勝ち点、パーセンテージの合計は200%(2枠)。

パレルモ「45」=60%
ラツィオ「40」=50%
エンポリ「38」=15%
ACミラン「37」=40%
サンプドリア「33」=7%
フィオレンティーナ「32」=15%
ウディネーゼ「32」=10%
アタランタ「31」=2%
カターニャ「31」=1%

“欧州CL出場権獲得争い”の加熱原因として、
1:ペナルティスタートを切った強豪ACミランやフィオレンティーナ
2:ユベントスの不在
3:シチリア勢の大躍進
などが挙げられている。終盤戦に突入したセリエA。残り「2」枠を巡る争いは最後まで続く。

佐藤 貴洋