バルセロナから遠く離れたギリシャで第2の青春を謳歌している元バルサのリバウド。34歳になるリバウドだが、その才能は枯れることなくオリンピアコスでも十分に発揮されている。今シーズン、ギリシャリーグでも12ゴールをマークし、目下得点ランキングトップと引退はまだまだ先といった印象を与えている。そのリバウドが、チェンピオンズリーグ決勝トーナメント進出をかけたベルダー・ブレーメンとの大一番を5日に控える古巣バルサに「バルサはブレーメンより優れている」とエールを送っている。

「バルサにはヨーロッパでも屈指のベンチ力があるし、最高のフットボールを実践しているね。エトーとメッシが離脱となったのはアンラッキーだった。2人とも多くのゴールを決められる選手だからね。それでもバルサは前進し続けているし、火曜日もきっとうまくいくと思っている。それには2つの理由がある。まず、バルサがブレーメンより優れているということ。そして、こういった試合ではファンの声援が大きな役割を果たすっていうことなんだ。カンプ・ノウに集まったファンがありったけの声を張り上げ声援を送って、相手にプレッシャーをかければ負けることなんてない。勝たなければいけない試合では、とにかく90分間集中し、アグレッシブにプレーすることだよ」。

地元有力紙‘Sport’紙のインタビューでそうエールを送ったリバウド。もし勝てなかったらという意地悪な質問については、「バルサを愛する人、とりわけ選手にとって大きな落胆となるだろうね。でも、今はそういうネガティブなことを考える必要はない。ポジティブなことだけを考えればいいんだよ」と伝えている。

今でもバルサの試合のほとんどをテレビでライブ観戦し、無理な時にはダイジェストで見ているというリバウド。ビジャレアル戦でのロナウジーニョの見事なオーバーヘッドもライブで見たとも。

「あの試合の後半のバルサは素晴らしかった。ロニーのゴールが決まった時には興奮のあまり椅子から立ち上がり、喜んだくらいだ。次の日には彼の携帯に祝福のメールを送ったよ」。

数多くの大一番を経験し、そこで結果を残してきたリバウドの言葉はバルサの選手達にとって大きな励みになることは間違いない。リバウドの激励の言葉を胸にバルサの選手達は5日の大一番に挑む。