先日引退表明をしたACミラン主将パオロ・マルディーニ(38)を、ACミランの若き司令塔カカ(24)が語った。2日付けのガゼッタ・デッロ・スポルト紙付属雑誌「SPORT WEEK」のマルディーニ特集記事の中で、カカがコメントを寄せている。「両膝の状態が悪く、簡単な練習すら支障をきたしている」との理由で今季限りでの引退を表明したマルディーニに対し、カカは現役続行を切実に訴えている。

記事文中でカカは「彼が自分を見失った時を見たことが無い。物事が悪化しても常に改善策に動き、周囲の人間に勇気を与える。多くの人々が言葉で解決を図るが、彼は目だけで充分だよ。ピッチに存在するだけで、パワーが溢れてくる。誰がゴールを決めてもすぐに駆け寄って祝ってくれる。真のリーダーであり、伝説だよ」と語り、現役続行を切望した。

FW陣の得点力不足や負傷者続出により、厳しいシーズンを強いられているACミラン。年齢を感じさせない闘志でチームを牽引するマルディーニの存在は、例年にも増して大きい。