ブラジルの英雄、ペレ氏は、EFE通信のインタビューでレアル・マドリーのFWロナウドについて質問され「ロナウドの問題は太り過ぎにあるし、もっと体重を落とす必要がある」といつものように手厳しいコメントを残した。

「彼が本来もっている輝きを取り戻すためにしなければならないことは、痩せるためにもっとトレーニングを積むことにある」。

ロナウドが一刻も早くベストパフォーマンスを取り戻すための条件として‘減量’の必要性を説き、同国の後輩へそうアドバイスを送ったペレ氏。

ペレ氏は、ロナウドに対しこれまでも何度となく手厳しい批判を繰り返してきた。ペレ氏がロナウドの不調について「私生活が乱れている」と批判すれば、ロナウドがこれに対して「ペレは僕の私生活に対して周囲の流れに意見を合わせている日和見主義者だ」と猛反発。と両者は何度か衝突している。そこへきて、またもやペレ氏の‘ロナウドは太りすぎている’発言。

そのロナウドは、左膝内側靭帯損傷のケガも完治し、チーム練習にも合流。90キロ以上あった体重を89・6キロまで落としており、日曜日(3日)のアスレティック・ビルバオ戦での復帰が期待されている。理想の体重をオーバーしている感は否定できないのも事実。母国の英雄を黙らせるには、ロナウド自身にかかっていると言える。