ビジャレアル戦(25日)で見せたロナウジーニョの‘芸術的’オーバーヘッドゴールに地元カタルーニャをはじめとしたスペインメディアがこぞってこれを取り上げ、未だ興奮冷めやらぬといったところだ。そして、バルサファンもあの興奮の余韻に浸っていると言ってもいい。

オーバーヘッドゴールと言えば、2000/01シーズンの対バレンシア戦(01年6月17日)で見せたリバウドのこれまた素晴らしいオーバーベッドが記憶に新しいところだが、地元有力紙‘Mundo Deportivo’のウェブサイト版は、『リバウドとロナウジーニョ、どちらのオーバーヘッドがより好きか?』というアンケートを早速実施。リバウドが71%、ロナウジーニョが29%で、圧倒的な支持を得たリバウドのオーバーヘッドに軍配が上る結果となった。

もっとも、リバウドのオーバーヘッドが圧倒的な支持を得たのには理由がる。翌シーズンへのチャンピオンズリー出場権を懸け、その直接のライバルであるバレンシアとの大一番で勝ち越しゴールとなる3点目、つまりリバウドのオーバーヘッドはバルサの未来を決めたゴールであったこと、あの時の状況が大きく反映されていたことは確かだ。

とはいえ、ロナウジーニョのゴールが今シーズンのベストゴールの1つとなることは間違いないだろうし、リバウドのオーバーヘッドもロナウジーニョのオーバーヘッドも伝説のゴールとしてバルサファンの間で語り継がれ、そしてクラブの歴史に永遠に刻み込まれるゴールであることは間違いない。