低迷に喘ぐACミランを率いるアンチェロッティ監督が悲痛な叫び声を上げた。セリエA第13節対メッシーナ戦を前に「ゴール前ではより確実に、より決定力を持ち合わせてもらいたい。DF陣は頑張っている。FW陣が奮起する番だ」と決定力不足に泣く現状を訴えた。

それにしても今季のACミランは得点が入らない。ここまで総得点は「11」で一試合平均「0.92」と寂しい数字を残しており、総失点「12」では勝ちようがない。特にFW陣の得点力不足は顕著で、2得点以上をマークしているFWはいない。シェフチェンコの抜けた穴はいつまで経っても埋まらず、ずるずると第13節まで来てしまった。

FW陣の得点力不足解消に向けベスト布陣4−3−1−2を崩し、試行錯誤するアンチェロッティ監督だが事態は改善されない。結局4−3−1−2に戻して挑まざるを得ない25日夜のメッシーナ戦。勝ち点「8」で15位に低迷する今、アンチロッティ監督は「結果さえ伴えばそれでいい」と口にするほど追い詰められている。