欧州CLグループリーグ第5節が行われた22日、インテルはホームでスポルティング・リスボンと対戦し、1−0勝利を飾った。第5節終了時点での「B」組勝ち点は、11=バイエルン・ミュンヘン、9=インテル、5=スポルティング・リスボン、2=スパルタク・モスクワ。既に決勝T進出を決めていたバイエルン・ミュンヘンに続き、この日インテルも決勝T進出に名乗りを上げた。

夏季移籍市場で大型補強劇を演じたインテルを欧州CL“優勝候補本命”に推す関係者は少なくなかった。しかし、蓋を開けてみれば開幕2連敗、優勝候補本命がまさかのグループリーグ敗退の危機に陥った。第3節、第4節と“1点差接戦”をかろうじて拾ったインテルはこの日もFWクレスポのゴールに救われ1−0辛勝。試合後、インテル監督マンチーニは「この3試合で突破を決めたようなものだ。1位か2位かは問題ではなく、最重要課題である決勝T進出を果たした。開幕2連敗・・・、ヨーロッパの舞台は妥協を許さないものだ」と厳しい展開を振り返った。

対戦相手に恐怖を植え付けることなく終わったインテル。だが、逆境で見せた意地とプライドがインテルの底力をより鮮明にした。