「早い時間の終局も」挑戦者・佐々木勇気八段がリード！劣勢の藤井聡太竜王は逆転なるか 注目の“茨木対局”は早くも終盤戦に／将棋・竜王戦第4局
将棋の藤井聡太竜王（名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22）に佐々木勇気八段（30）が挑戦する第37期竜王戦七番勝負第4局は11月16日、大阪府茨木市の「おにクル」で2日目の対局が行われている。注目の一戦は、佐々木八段の優勢で終盤戦へ。挑戦者がこのまま押し切るのか、苦しい時間が続く藤井竜王が逆転勝利を飾るのか。今後の展開から目が離せない。
藤井竜王の防衛王手か、佐々木八段が再び追いつくか。大きな注目の中で行われている第4局は、角換わり相早繰り銀の出だしから、佐々木八段が工夫を見せペースを握ることに成功している。藤井竜王にとっては経験の少ない形に持ち込まれたか、持ち時間を多く消費。守勢に回り、挑戦者の構想を探っていた。
手の広い指し掛けの局面から藤井竜王が前日に封じた一手は、攻め合いを示唆する香成り。速い展開から早々に終盤戦に突入しているが、駒がぶつかっている箇所が少なく、藤井竜王の思い描く攻め合いの展開とはなっていない。
ABEMAの中継に出演した金井恒太六段（38）は「先手の優勢は間違いない。藤井竜王を相手に勝ち切ることは簡単ではないが、この将棋は逃したくないという思いがあると思う」とコメント。同じく解説を務める木村一基九段（51）も「早い時間の終局もありえる」とした。
作戦が成功し勢いに乗る佐々木八段がこのまま押し切るのか、劣勢に追い込まれた藤井竜王は反撃の道筋を見つけることができるのか。佳境を迎えている第4局から目が離せない。
持ち時間は各8時間。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 茨木 おにカレーセット、自家製ホットジンジャー＆チャイ
佐々木勇気八段 薔薇すし、お茶（温）
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木勇気八段 3時間24分（消費4時間36分）
△藤井聡太竜王 1時間40分（消費6時間20分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
