タカアンドトシ・タカ(左)とトシ

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 お笑いコンビ、タカアンドトシのタカが、デビュー当時に関西の大御所芸人から、テレビ収録中にブチギレられた話を明かした。

 自身がMCを務める「ジンギス談!」(HBC)で明かした。この日は後輩芸人のナイチンゲールダンスをゲストに、「本当にあった芸人の怖〜い話」を披露。タカは「デビューして間もないころ、オーディションを受けてたんですよ。毎回、順位を決めるから必死になって練習をして」と話し出した。

 テレビの公開収録も行われたオーディション番組。審査員にいたのが宮川大助・花子だった。夫婦漫才では関西最高峰の実力者の2人の前で漫才をしたタカトシだったが、トシがネタを飛ばしてしまったという。

 タカは漫才後に感想を聞かれ「こいつ、ネタを飛ばしたんすよ…」と愚痴ったという。それを聞いた大助が突然、「お前、何考えとんじゃ、コラァー!」とブチギレた。

 「なんで、相方がミスしたからって、相方のせいにして!甲子園の高校球児だってな、他人のミスをフォローして頑張ってるやろ!何してくれてんねん!謝れ!」と観客もいる前で、ガッツリ説教された。

 会場は地獄の空気になり、その後にネタを行う芸人たちは全員、まったくウケなかった。収録が終わり、タカトシは楽屋の大助に改めて謝罪。「すいませんでした…」とビビりながら言うと、大助は「おう!お疲れ」とさっきのド迫力とは打って変わって、穏やかな対応だった。

 タカはその時の心境について「えっ?こっちで怒らないんだ。みんなの前で怒ってライブをシーンとさせて、普通、逆じゃないか…」と疑問に思ったことをこぼしていた。