「よくもまあ引き受けるよね」生稲晃子氏、“不勉強”批判が集中した、外務政務官の抱負を聞かれての発言の中身
そんな声もあがるほど、国民からの批判が集中している第二次石破内閣の人事。とくに批判の槍玉に上げられているのが、内閣府政務官に就任した衆議院議員の今井絵理子氏と、外務政務官に就任した参議院議員の生稲晃子氏だ。
「生稲氏といえば、初当選を決めた2022年7月の参院選に出馬した際、NHKの候補者アンケートで『無回答』を連発したほか、開票時も『不勉強』を理由に各局の選挙特番への出演を拒否。池上彰氏から『伝えるということが政治家としての責務・責任ではないのかなと思いますけどね』と苦言を呈された過去があります。そんな生稲氏の外務政務官起用が報じられると、弁護士の紀藤正樹氏も、Xで《なんと外務政務官に生稲晃子参院議員》とポストして、驚きを隠さなかったほどです。
生稲さんは、乳がんを乗り越え、仕事と子育てを両立してきた自身の経験から、育児や介護などについて積極的に語ってきました。しかし、少なくとも外交分野に詳しいと聞いたことはありません。あれから勉強はしているのでしょうが、わずか2年半で、いきなり外交の中心ポストがつとまるのかという声が噴出しています」(政治部記者)
11月14日には、第二次石破内閣の記念撮影がおこなわれ、その中には外務政務官としての生稲氏の姿があった。同日に放送された『news23』(TBS系)では、記念撮影後の生稲氏に記者がマイクを向ける姿が流された。
「記者から、外務政務官としての意気込みを聞かれた生稲氏は、『あ、もうあのぉ…精一杯与えていただいたお仕事を頑張ってまいります。よろしくお願いします』と返答。『特に、この点に力を入れていきたいところなどは?』と聞かれると、『それはもうこれから…あのぉ、はい』とコメント。一瞬の沈黙のあと、取り繕うように『頑張ってまいりますので、またよろしくお願いします。ありがとうございました』と言って、立ち去りました」(前同)
この様子がX上にアップされると、やはり、過去に「不勉強」を理由に選挙特番への出演拒否を貫いたイメージが強いのか、
《なにも考えてないし、何も勉強してない。こんなアホでも政務官になると報酬アップだって》
《この人達は何で辞退しないんだろう?出来ると思っているのか、ただニコニコ笑って側にいれば良いと言われているのか…》
《よくもまあ引き受けるよね。恥ずかしくないんかな》
などの声が殺到。さらには、
《数か月たったら記者はきちんと同じ質問すべき これからと言ってたので就任後数か月たてば何に力を入れていきたいか詳細に説明できるはずだよね》
などの声まであがった。前出の政治部記者が語る。
「大臣政務官は、大臣と副大臣を補佐する役目で、外務省には3人の政務官がいます。衆院議員が当選2回、参院議員が当選1回で任命されるのが慣例ですから、生稲さんが“適齢期”であることは間違いありません。
外務大臣政務官になったのは、おそらく厚生労働大臣政務官の枠に空きがなかったからでしょう。こういってはなんですが、政務官は適齢期がくれば、本人の希望は横に置かれ、パズルのピースのようにはめ込まれてしまうことも多いのです」(前同)
生稲氏には、ぜひ勉強の成果を発揮して、批判の声を覆してほしいものだ。