UFO情報、新たに757件…安全保障の観点から調査しているアメリカ国防総省が年次報告書
【ワシントン=冨山優介】米国防総省は14日、未確認飛行物体(UFO)に関する目撃情報などの報告が新たに757件あったとする年次報告書を公表した。
半数以上について現象を解明できていないが、「地球外生命体の存在や活動、その技術を示す証拠は発見されていない」と強調した。
今回は、2023年5月〜24年6月に発生した485件と、21〜22年に発生し、初めて報告された272件について解析した。このうち118件については風船や鳥、無人航空機などと原因を特定し、174件についてはほぼ特定を終えたが、残りは未解明で、解析を続けると説明した。
米国ではUFOを含む正体不明の飛行現象を「未確認空中現象(UAP)」と総称している。外国が先端技術を使って関与しているとの見方もあるため、安全保障の観点から同省が調査している。