オーストラリア、日本戦に続いてサウジアラビアと引き分け…土壇場失点も取り消され九死に一生
14日に行われたアジア最終予選で、オーストラリア代表はホームでサウジアラビア代表と対戦。得点は生まれず0-0で引き分けた。
9月にグラハム・アーノルド前監督が成績不振で退任し、トニー・ポポヴィッチ監督を迎えたオーストラリア。
先月の代表戦では、ホームで中国代表に1-0で勝利し、アウェイで日本代表と1-1で引き分けた。
2位オーストラリアと3位サウジアラビアは勝点5で並んでおり、予選突破に向けて負けられない大一番だ。
試合はサウジアラビアがボールを支配する展開となったが、互いに決定力を欠く。
後半アディショナルタイム、サウジアラビアの選手が放ったミドルシュートがゴールに吸い込まれるが、VAR判定の結果、GKの視界に入った選手の足が出ていたとして認められなかった。
試合後、オーストラリアのポポヴィッチ監督は劣勢を認め、「1ポイントを獲得したので前進しているが改善の余地がある」と話した。
一方、年俸40億円とも言われたイタリア人のロベルト・マンチーニ前監督を先月解任したサウジアラビア。
2022年ワールドカップを率いたフランス人のエルヴェ・ルナール監督を呼び戻したが、その初戦を白星で飾れなかった。
フランスの知将はゴールを取り消された場面について、「彼らが最善の判断を下したかどうかを確認するためにもう一度(リプレイを)見なければならない」と疑問を抱きつつも批判的な言及は避けていた。
引き分けにより両者の順位は変わらず。ただこの試合の後に中国がバーレーンに勝利したため、2位オーストラリア、3位サウジアラビア、4位中国が勝点6で並ぶこととなった。