「『なぜ自分じゃないんだ?』と思ったよ」 “145分”しか出番が与えられなかったEURO2024への不満をパルマーが認める 「調子も良く、やっていたことすべてがうまくいっていたのに……」
チェルシーでプレイするイングランド代表MFコール・パルマーはEURO2024であまり出番が与えられなかったことを不満に思っていたことを認めた。
昨夏にチェルシーに移籍し、リーグ戦34試合で22ゴール11アシストという圧巻の記録を残したパルマーは当然、EUROのメンバーにも名を連ねた。しかし、最も勢いがあったパルマーに与えられた出場時間はEURO全体で145分のみだ。グループステージ第3戦から決勝までの5試合では出場したが、すべて途中出場。ガレス・サウスゲイトはパルマーをスタメンで使うことがなかった。
「選手たちが良くないというわけではない。ただシーズンを終えて、調子も良く、やっていたことすべてがうまくいっていたのに、チームが苦戦していた最初の2試合に出場しなかったのは、ちょっと『なぜ?』という感じだった。言いたいことは分かるだろう?」
「第3戦で私を起用してくれて何もできなかったら、私は何も言えない。とにかく、なんとかして自分から強引に割り込むしかなかった。ワトキンスが(決勝戦で)途中出場したのを覚えているが、私は『なぜ自分じゃないんだ?』と思っていたよ」
そんななかでもパルマーは準決勝で1アシスト、決勝で1ゴールを記録したが、準決勝の出場時間は10分、決勝は20分ほどとなっており、もっと時間を与えてもよかったかもしれない。もちろん同ポジションにはフォーデンやベリンガム、サカといったスター選手らがいたが、特にフォーデンはEUROではうまく機能していなかったのも事実だ。
大ブレイクを遂げた昨シーズン以降、パルマーの成長は止まることを知らず、今シーズンもここまでリーグ戦11試合で7ゴール5アシストをマークしている。