チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出に向け、残り2試合では勝利が絶対条件とピンチに立たされている昨シーズンのチャンピオン、バルセロナ。生き残りを懸けた残り2試合のうちの一つ、アウェイでのレフスキ・ソフィア戦を前に、デコは‘ファイナル’のつもりで全てを出し尽くすと並々ならぬ決意を見せている。

「バルサには2つの‘ファイナル’が待ち受けている。水曜日(22日)のレフスキ戦と2週間後の最終節、カンプ・ノウでのベルダー・ブレーメン戦だ。プレッシャー?僕らはいつも勝利っていうプレッシャーの中でたくさん試合をしているし、それが僕らのプレーに影響を及ぼすことはないよ。とにかく、僕らはレフスキ戦で全てを出し尽くすつもりだ。まだまだチャンピオンズリーグでプレーし続けたいからね。僕らのプレーを見せることができれば、自ずと結果はついてくる、勝てるはずだ」。

自分達の力を信じるデコだが、決してレフスキを甘く見ているわけではない。

「レフスキは良いフットボールをするし、良いチームだ。そう簡単に勝てる相手だとは思ってない。彼らはファンの前でバルサを相手に一泡吹かせたいと思っているだろうし、僕らから勝ち点を奪うという最高の形でチャンピオンズリーグに別れを告げたいと思っているはずだからね」と相手への敬意と警戒の気持ちも忘れていない。

また、奇しくも因縁のライバル、チェルシーがバルサの決勝トーナメント進出のカギを握る形となっているが、これに動じることもないようだ。

「僕らはチェルシーの助けなんて期待していないし、必要ないよ。これは本当だ。チェルシーはすでに決勝トーナメント進出を決めているし、アウェイという環境でブレーメンに勝つのはかなり難しいと思うよ」。

あくまでも自分達の力で決勝トーナメント進出を目指すデコ。生死を懸けた厳しい戦いがバルサを待ち受けるが、果たして結果は?バルサのここ一番での力に期待したい。