スポニチ

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 ◇明治安田J1リーグ第36節 G大阪4―3磐田(2024年11月9日 ヤマハ)

 G大阪FWイッサム・ジェバリが復帰即決勝アシストでチームの公式戦3連勝に貢献した。1点差に迫られた後半43分から出場。同点に追いつかれた後半48分、MF美藤倫のパスをエリア内左で受けると、FW坂本一彩に絶妙なパスを通した。

 「正直、シュートは打てたと思う」というが「チームプレーは崩さない。一彩のポジションは認識していました。ボールを渡せば、ワンタッチで蹴れてネットに入れるのは確信していた。勝利が重要な試合で、決勝アシストできたのは非常に喜ばしいことだし、嬉しかった」。左内側半月板損傷で9月上旬に手術。8月7日のリーグFC東京戦以来3カ月ぶりの実戦だったが、ブランクを感じさせないプレーを示した。

 ダニエル・ポヤトス監督は「2つ理由があっる。一つ目はボールキープ。前線でタメを作るというところ。そこでファウルをもらったり、ファウルをもらいながら流れを止めるというところの狙いがありました。二つ目はここで使って、信頼というのを彼に示したいなと思いました」と起用の意図を口にした。天皇杯決勝・神戸戦へ向けて、最前線で体を張れる技巧派ストライカーが戻ってきたのは大きい。