【NBA】河村勇輝が6戦目で初得点 日本人4人目の快挙に「特別な夜」と米メディア エースのジャ・モラントも喜び爆発
河村勇輝がツーウェー契約するグリズリーズと八村塁が所属するレイカーズの1戦が6日(日本時間7日)、米テネシー州メンフィスで行われた。八村が体調不良により欠場となり、注目の日本人対決はお預けとなったが、河村がフリースローを決めて初得点を記録した。試合はグリズリーズが131-114で勝利した。
■反則を誘いフリースロー2本決める
河村は最終クオーター残り1分56秒から出場。2試合ぶり6戦目のコートに立つと、残り34秒で相手の反則を誘ってフリースローを獲得。これを2本とも決めて、NBA初得点をマークした。
会場が大歓声に包まれる中、エースのジャ・モラントも大喜び。チーム公式メディア『グラインド・シティ・メディア』のデビン・ウォーカー記者が、自身のX(旧ツイッター)を更新し、この時の動画を投稿した。
そこには第3クオーターで足を痛めてロッカールームに下がったはずのモラントが、河村のプレーを見届けるために通路に顔を出し、そこで得点シーンに遭遇。痛めた足をかばいながらも、飛び跳ねるようにして祝福する様子が映し出されていた。
モラントは、ルーキーの河村をコート内外でサポート。非常に仲が良いことでも知られており、このコンビの人気はファンの間でも上昇している。
■初得点のボールに同僚全員がサイン
また、初得点のボールは、チームメートのジェイク・ラレイビアが回収。試合後に同僚全員がサインを入れて、河村に渡したという。
試合後の会見では「ラレから特別な贈り物があったんだって?」と英語で問われると、河村も「はい。あのボールは私の宝物です」と英語で返答するシーンがあり、このやり取りを米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』のクリス・ドッドソン記者が、自身のX(旧ツイッター)にアップした。
そのほか、米老舗メディア『スポーツイラストレイテッド』のウェブサイトは「ユウキ・カワムラがレイカーズとの一戦でNBAの歴史に名を残す」と題し、記事を公開。「これはカワムラにとって歴史的な快挙であり、NBAで得点した4人目の日本人選手となった。今日は特別な夜。チームにとってもレイカーズに勝利した大事な試合となった」と紹介した。
八村の欠場は残念だったが、日本のファンは河村の初得点にしびれたはず。次戦以降にも期待がかかる。