本人は開き直り中だが…!被害総額約850億円を出した投資集団「エクシア」代表・かけるんに迫る捜査の手
被害者の神経を逆なで
被害総額約850億円、約9000人もの被害者を出した投資集団「エクシア合同」の「かけるん」こと菊地翔代表が、10月18日の破産後も連日、各種SNSで情報発信し、「返すカネなんてない」「(第三者に破産をかけられて)スッキリした」「法人と個人は違う。(だから個人に)責任はない」「もっと勉強してよ!」と言いたい放題。被害者の神経を逆なでしている。
「合同」とあるように投資家が社員権を購入し、その持ち分に応じて払い戻しを受ける形態。「出資なので投資の失敗でカネが戻ってこなくても仕方がない」というのが菊地代表の言い分で、「だから(自分は)悪くない」と開き直る。
オフィスの家賃は月5000万円
しかし民事訴訟を二十数件起こされ、集団訴訟もある。弁護団や出資者は警察に相談しており、破産管財人の調査と連動した警察の捜査で刑事事件化する可能性はある。
3億円のタワマンをキャッシュで購入し、家賃月5000万円のオフィスを借り、お気に入りのキャバ嬢に散財してそれも動画配信してきた。元役員が「投資はしておらず、出資金を配当に当てるポンジ(詐欺)スキームだった」と暴露するなど詐欺的要素は十分だ。「こんな確信犯を放置していいのか」と捜査関係者は語る。早晩、ライブ配信している余裕はなくなるのではないか。
「週刊現代」2024年11月9日号より
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