アダム・ドライバー&アン・ハサウェイ、犯罪映画『ペーパー・タイガー』で共演 ─ 監督は名匠ジェームズ・グレイ
『スター・ウォーズ』シリーズや『フェラーリ』(2023)などのアダム・ドライバー、『レ・ミゼラブル』(2012)『インターステラー』(2014)のアン・ハサウェイが、名匠ジェームズ・グレイ監督の新作映画『ペーパー・タイガー(原題)』に出演することがわかった。米が報じている。
本作はグレイ監督によるオリジナル脚本の犯罪スリラー。アメリカン・ドリームを追い求める兄弟が、腐敗と暴力に満ちた世界を生き抜こうとするうち、あまりに出来すぎた計画に巻き込まれてゆく。自分たちと家族がロシアの“マフィア”による脅威にさらされていることを悟った2人は、やがて疑心暗鬼となり、以前は考えられなかった裏切りさえも起こりかねない関係性となってゆく。
共演は「メディア王~華麗なる一族~」(2018-2023)や『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2024)のジェレミー・ストロング。キャスティングの詳細は明かされていないが、ドライバー&ストロングが主人公の兄弟を演じるものとみられる。なお、ハサウェイ&ストロングは、グレイ監督の前作『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(2023)で夫婦役を演じて以来の再タッグ。ドライバーはグレイ監督と初めての顔合わせとなる。
近年、グレイ監督は『アルマゲドン・タイム』では半自伝的青春ドラマ、『アド・アストラ』(2019)ではSF、『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(2016)では冒険映画と、さまざまなジャンルに挑戦しながら高い評価を獲得してきた。映画賞の常連者としても知られるが、本作は『リトル・オデッサ』(1994)や『裏切り者』(2000)『アンダーカヴァー』(2007)など、キャリアの初期に取り組んできた犯罪映画への回帰となりそうだ。
本作では、イタリアの巨匠セルジオ・レオーネが設立した製作会社レオーネ・フィルム・グループが全額を出資。プロデューサーには同社代表のラファエラ・レオーネと、『アルマゲドン・タイム』『アド・アストラ』でグレイ作品を手がけたロドリゴ・テイシェイラが就任した。
映画『ペーパー・タイガー(原題)』は2025年初頭にも撮影開始予定。
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