『ヴェノム:ザ・ラストダンス』米2週連続トップ、堅調なヒット
ソニー・ピクチャーズによる人気シリーズ完結作は全米公開2週目末を終え、興収ランキングで1位をキープした。
初週末は5,100万ドル、2週目末は2,610万ドルを稼いだ。前週比マイナス48.8%で、これは昨今のコミック映画の下落率としてはずいぶん粘っている。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は2週目に81.4%落としたことが話題となった。今夏(2024年)のヒット作『&ウルヴァリン』も2週目には54.2%を落としている。
全世界累計では3億1,700万ドルに到達。うち約7割となる2億2,700万ドルが海外での興収となった。米によれば日本での興収は380万ドル(=約5.7億円)。国内での数値については追って正式に伝えられるだろう。
シリーズ1作目『ヴェノム』(2018)の累計興収は8.5億ドル、2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)は5億ドルだった。本作『ザ・ラストダンス』がこれらに及ぶかどうかといったところだが、製作費1.2億ドルであった点を踏まえると非常に堅実な成績を収めている。
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は目立つ競合のいない週末をもう一度過ごす。15日からは『レッド・ワン』、22日からは『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が封切りを迎えるので、観客の関心もそれらに移ることだろう。
なお、11月1日~3日の米興収ランキングでは2位に『野生の島のロズ』(755万ドル、6週目)、3位に『Smile 2(原題)』(680万度ドル、3週目)と続いた。ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクス&ロビン・ライト共演による黄金タッグ新作『Here(原題)』は500万ドルで初登場5位となった。
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は公開中。ネタバレのないレビュー記事は以下より。
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