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『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチが、再びゾンビと戦う──。巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が遺した「リビング・デッド」シリーズの最新作『トワイライト・オブ・ザ・デッド(原題)』で、ジョヴォヴィッチが主演を務めることがわかった。米が報じている。

本作は、ロメロ監督が「リビング・デッド」シリーズの“第7作にして完結編”として構想し、生前に完成させていた原案に基づいて、ホラー作家のジョー・ネッター、原案を共同執筆したパオロ・ゼラティ、ロバート・ルーカスの3名が脚本を執筆。南国の島を舞台に、「死者の派閥争いに巻き込まれた地球最後の生存者たちの視点から、人間性の邪悪な本質を掘り下げる」という。

共演は『ゲット・アウト』(2017)『アップグレード』(2019)のベティ・ガブリエル。監督には『マシニスト』(2004)『フラクチャード』(2019)などのブラッド・アンダーソンが起用された。

製作発表にあたり、アンダーソン監督は本作を『アイ・アム・レジェンド』(2007)や『クワイエット・プレイス』(2018)『ザ・ロード』(2009)そして「The Last of Us」(2023-)と同じ、「激しさとエモーショナルさを兼ね備えたポスト黙示録スリラー」として捉えているとコメント。「脚本を初めて読んだとき、物語の結末に涙しました。奇妙なことですが、大好きなホラーと哀しさの融合がそこにあったのです」と語った。

「ミラ・ジョヴォヴィッチが、斬新かつ独創的な形でゾンビ・ジャンルに戻ってきます」と宣言するのはプロデューサーのサラ・ドネリーだ。「ブラッドの鮮やかで卓越した演出と、感情的な深みと強さをもつ正真正銘のアクションスターであるミラの力によって、魅力的かつ切実な、傑出した作品になることでしょう」

製作陣には『ハッピー・デス・デイ』シリーズのジョン・バルデッチ、原案・脚本のゼラティのほか、ジョージ・A・ロメロ財団の代表スザンヌ・デスロチャー=ロメロも参加。「シリーズ最後の作品を、いよいよファンの皆様にお届けできることを心から嬉しく思います。これこそファンが待ち望んでいた、ブラッド・アンダーソンによる驚くべき作品です」との声明を発表している。

『リビング・デッド』シリーズは、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)を皮切りに、『ゾンビ』(1978)『死霊のえじき』(1985)『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005)『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007)『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(2009)の全5作が製作されてきた。

なお、本作には特殊メイクアーティストとして「ウォーキング・デッド」シリーズのグレゴリー・ニコテロが参加。『死霊のえじき』でその才能が注目され、いまや特殊メイク界を牽引するトップクリエイターとなったニコテロが再びシリーズに戻ってくる。

映画『トワイライト・オブ・ザ・デッド(原題)』は、2025年3月より撮影開始。そのほかキャスティングや公開情報を楽しみに待とう。

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