遠藤航はスロットが求める『繋ぎ』の部分を磨けるか ブライトン戦のプレイに「依然として貴重な存在」と評価も
今季リーグ戦では3分間しか出番のないリヴァプールMF遠藤航。現状は指揮官アルネ・スロットの下で序列が低くなっているが、そんな遠藤にとって国内カップ戦はアピールのチャンスとなる。
10月30日にはEFL杯のベスト16でブライトンと対戦し、遠藤は先発から64分間プレイ。チームの3-2勝利に貢献した。
遠藤にとって課題があるとすれば、中盤からの繋ぎだろう。スロットはポゼッションをベースとしたサッカーを好んでおり、中盤の選手には高い技術が求められる。今のところ中盤の底ではライアン・グラフェンベルフ、アレクシス・マクアリスターがその役割をこなしていて、両者とも遠藤より攻撃面に強みのある選手だ。
「遠藤は3回戦のウェストハム戦に続いて全力でプレイし、称賛に値するパフォーマンスを見せた。遠藤はグラフェンベルフのようなテクニックは備えていない。しかしながら、遠藤はピッチ上では依然として貴重な存在だ。ブライトン戦では中盤の底で上手くゲームをコントロールし、一緒にプレイした22歳のタイラー・モートンをサポートする役割も担った。スロットが遠藤の弱点と考える『繋ぎ』の部分もブライトン戦では問題とならなかった。遠藤は落ち着いてボールを扱い、64分間でミスはなかった」
グラフェンベルフ、マクアリスターからポジションを奪うのは簡単ではないが、今はカップ戦から良いパフォーマンスを続けるしかない。それがリーグ戦でのプレイタイム増加に繋がるはずで、ひとまずブライトン戦は良いアピールとなったのではないか。