セリエA第12節の2試合が行われた18日、快進撃を続けていたシチリア島の雄パレルモがカリアリ相手に1−0(アウェイ)惜敗に終わった。勝ち点「27」で首位併走していたパレルモとインテルだが、19日にレッジーナとの対戦を控えるインテルに、単独首位の好機が到来した形となった。

台風の目として今季のセリエAを牽引するパレルモが停滞した。前半終了間際のMFシンプリシオの一発退場が響いたパレルモは、試合終了間際に相手FWペペに決められ痛い黒星を喫した。インテルの強さを熟知するパレルモ監督グイドリンは試合後「最後の最後にやられた」とコメント、優勝争いのライバルをアシストする結果に悔しさを滲ませた。インテルの結果を待つ状況だが、この敗戦が今後の展開に大きく影響する可能性は否定できない。