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 俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳だった。俳優の渡辺謙(64)がSNSを通じ、追悼した。

 「西田敏行さんが旅立たれたまた大好きな先輩を失った」と悲痛な思いを投稿。「映画で共演した時も手術後でしたが、パワフルで繊細な芝居に心揺さぶられる事が多かった」と振り返り、「いつも現場ですれ違うたびに あんたは偉いね、いろんなとこで頑張っていて、、と褒めてくれた」と思い出を回顧。「あの笑顔が、今も忘れられない 寂しいです」と故人をしのんだ。

 西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。76年にレギュラー出演した「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(ともにTBS)で注目され、人気に。

 映画「釣りバカ日誌」シリーズは88〜09年まで22作に主演。歌手として、1981年4月に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットするなどし、NHK紅白歌合戦に4回出場した。

 バラエティー番組では2001年から朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に起用。2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。主な出演作は、ほかにドラマ「西遊記」、映画「敦煌」「ゲロッパ!」など。08年紫綬褒章受章。