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 3月末でSexy Zoneを卒業した中島健人(30)がソロデビューする。12月25日にアルバム「N/bias(ノンバイアス)」を発売。来年1月17〜19日には東京・有明アリーナで公演する。本紙などの取材に「改めてはじめましてなので、自分の考えをしっかりと受け取ってほしい」と思いを明かした。

 4月にソロ活動を開始し、ファンクラブを開設。「ファンの皆さまにただちに恩返しできる場が欲しい」と制作を始め、クリスマスの12月25日に届けようと発案した。これまで主演ドラマの主題歌の作詞と歌唱を務める「HITOGOTOプロジェクト」でのソロ活動はあったが、中島名義では今回が初めて。

 今作の収録曲には全て作詞や作曲などで携わった。どんなジャンルの歌を制作したのか、詳細は明かさなかったが「ニューミュージックなど日本の良いところを下敷きにした新しい音、表現づくりがジャパンポップス。そのアイコンになりたいと力強く思っている。聴いたことのないような展開性のある音楽が始まると思います」と予告。アルバム名の「N」については「“Neo”であり“Natural”であり“中島”でもある。Born to be idol(アイドルになるために生まれてきた)ですが、キラキラアイドルではない素の部分を出していく」と説明した。

 発売元はYOASOBIやKing Gnuらが所属するソニーミュージック。「アニメの主題歌をたくさんやりたい目標がある。一番具現化しているのがソニーさん。友達の(YOASOBIの)Ayaseもソニーで、たくさん話を聞いてきた。僕がここに導かれるのも必然的だったかも」と語った。

 キタニタツヤ(28)と結成したユニット「GEMN(ジェム)」で担当したアニメ「【推しの子】」の主題歌「ファタール」(7月配信リリース)は海外でも大きな反響を呼んだ。今後については「まずはこの列島で聴いていただいて、そこから欧米などからも注目してもらえたら一番うれしい」と野望を語った。(糸賀 日向子)

 ≪“仲間”にエール≫3月まで共に活動したtimeleszは新メンバーオーディションを開催中。中島は「最低限は追っています。SNSで話題なのも知っています」とほほ笑んだ。ソロデビューについて報告したといい「お互いに新たなスタートを迎えて、今日までエールを送り続けていることは間違いない」と力を込める。「自分も皆に“凄い音楽やっているな”と刺激を与えられる人間にならないといけない」と“仲間”への気持ちを口にした。

 ≪キムタクライブで「圧倒的スター感」≫13日にはソロ歌手として活動する木村拓哉(51)のライブを見にいった。パワフルに1万5000人を魅了した姿に「強すぎるだろうというキングの姿を見てきた。アリーナの中央で高らかに一人で歌い上げるって常人ではできない。圧倒的スター感だった」と感動。ソロデビューにあたり偉大な先輩に触発されたようで「自分も50代になってもああいうふうにステージに立っていたいなってめちゃくちゃ思いました」と目を輝かせた。