「キングオブコント2024」で優勝を飾りキングとなったラブレターズの塚本直毅(左)と溜口佑太朗(撮影・たえ見朱実)

写真拡大

コント日本一を決める「キングオブコント2024」(午後6時30分)が12日、TBS系で放送され、5度目の決勝となったラブレターズが優勝した。

大会17年目となる今年は史上最多となる3139組がエントリー。コンビ歴16年目での栄冠に塚本直毅(39)と溜口佑太朗(39)は感無量の表情。トロフィーを掲げ、「よっしゃー!」と絶叫した。丸刈りが特徴的な塚本は「まだ信じられはしないんですけど、粘りに粘って取ったものだと思うので胸張って活動していきたい」と笑顔を浮かべた。優勝会見を見守っていたマネジャーの顔を見ると、塚本は目を赤らめた。初の決勝進出は13年前。溜口は「続けていれば報われることもあるのかなって。自分で褒めてあげようかなって」と受け止めた。

17代目王者の座に輝いた2人には、優勝賞金1000万円が贈られる。賞金の使い道について塚本は「子どもがいるので学資保険とか…」と堅実な答え。2児の父、溜口佑太朗(39)は「ギャンブルするような我々じゃないので…。今日お米を頂いたので、いつ米不足になるか分からないので備蓄しようかな。後輩とかに使って行けたら」と支えてくれた周囲への還元を思い描いた。

ラブレターズはファーストステージを「光」のネタで475点をマークし、2位タイで通過。ファイナルステージは「YOUは何しに海岸へ?」のネタで472点を獲得し、合計947点を挙げ、ファイヤーサンダーとロングコートダディを退けた。

◆ラブレターズ 塚本直毅(39)と溜口佑太朗(39)のコンビ。09年に結成し16年目。ASH&Dコーポレーション所属。キングオブコント決勝は11年、14年、16年、23年に続き5度目。

◆歴代優勝者

2023年サルゴリラ

2022年ビスケットブラザーズ

2021年空気階段

2020年ジャルジャル

2019年どぶろっく

2018年ハナコ

2017年かまいたち

2016年ライス

2015年コロコロチキチキペッパーズ

2014年シソンヌ

2013年かもめんたる

2012年バイきんぐ

2011年ロバート

2010年キングオブコメディ

2009年東京03

2008年バッファロー吾郎