安達祐実 女優の原点は“小さなウソ”「もうウソをつかない」と決意させてくれた共演俳優
女優・安達祐実(43)が10日放送のNHK「午後LIVE ニュースーン」(月〜金曜後3・10)に出演。女優を続ける“原点”となった作品について語った。
安達は2歳からで雑誌のモデルとして活動し、1990年ドラマ「自由の丘に私が残った」で女優デビュー。演技力に定評があり、1994年のドラマ「家なき子」で主人公・相沢すずを演じ注目を浴びた。
現在もドラマや舞台をはじめ幅広く活躍を続けているが、当時7歳で出演したNHKドラマ「秋桜-COSMOS-」との出会いが人生を大きく変えたという。
同作のオーディションで泣きの芝居が上手くいかなかった安達は「(オーディションが)終わってから泣いちゃって。でも母とかマネジャーさんに(演技で)泣けなかったとか言えないから“監督さんが怖かった。怒られたから”ってちょっとウソついてしまって…それがちょっと問題になってしまった」と苦笑する。
そんな安達がついた“小さなウソ”は当時同作で父役を演じた柴田恭兵の耳にも入っていたそう。そのため柴田から「“君はこれからウソをつかずに素敵な女優さんになるんだよ”」と伝えられたといい、これに安達は「その時に誓いました。もうウソをつかないで素敵な女優さんになろうと決意した瞬間でした」と回顧。
そのうえで「柴田さんの言葉は単純に嘘をつかないということだけではなくて、演技をするときに本当にその気持ちになって、“形だけではやらない”という意味合いもこもってたのかもしれないと、今凄く思っています」と真剣な表情で語っていた。