電通総研は10月9日、人的資本経営を推進する国内企業向けに「人的資本情報開示コンサルティング」サービスの提供を開始すると発表した。

○「人的資本情報開示コンサルティング」の概要

「人的資本情報開示コンサルティング」は、同社がこれまで提供してきた人的資本経営のコンサルティングサービスや人事領域のソリューション提供、ブランディング支援等の知見を基に情報開示に関するサービスとして体系化し、新たに提供するもの。

具体的には、ISO30414認証の取得からHuman Capital Reportの作成、人的資本のリスクマネジメントなどをトータルに支援することで、企業の価値向上やブランド形成に貢献する。

ISO30414は、国際標準化機構(ISO)が2018年12月に発表した、人的資本に関する情報開示のガイドライン。企業がステークホルダーに対して、人的資本に関する報告を行うための指針を定めている。

「人的資本情報開示コンサルティング」の仕組み

○主なサービスメニュー

同サービスは、「人的資本開示のGAP分析支援」「ISO30414認証取得支援」「人的資本のリスクマネジメント支援」「Human Capital Report作成支援」といったメニューから構成されている。

同社が独自に開発したアセスメントモデルを用いて、組織内の情報収集や開示準備の達成レベルを測り、課題抽出から開示までの計画策定を支援する。

また、同社はISO30414リードコンサルタント資格保有者を有しており、経営層へのインタビュー、企業の人材戦略に即した目的や開示範囲の整理、KPI施策の策定から、評価・審査の準備、審査対応まで、ISO30414の認証取得に至るプロセス全体を通して支援が可能。