スポニチ

写真拡大

 経済アナリストの森永卓郎氏(67)が2日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演し、石破茂首相(67)が表明している政策政策について言及した。

 自民党の石破総裁、衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出され、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による石破内閣が正式に発足した。

 石破首相はデフレ脱却最優先の経済財政運営を行うとした上で、物価高に対応するための経済対策の検討を指示すると明言。賃上げと投資がけん引する成長型経済を実現するため岸田政権の成長戦略を引き継ぐと強調した。

 森永氏は「これだけ状況が悪くてもデフレの入り口に立っているんだから金融緩和、財政出動って言えばいいのに、それだけは口が裂けても言わないわけですよ」と指摘。パーソナリティーの垣花正アナウンサーが「石破さんというのは経済政策に関しては、それは(衆院の早期解散表明とは)逆にブレていないですね」と言うと、「ブレてないって言うか全くのド素人なんで。全部財務省の言いなりになっちゃっているという状況です」と自身の見方を述べた。

 垣花アナが、最近の東京株式市場の日経平均株価の値動きに触れ、「マーケットは石破さんじゃダメだという判断をしているっていうふうに数字としては見えますよね」と言うと、森永氏は「だって逆噴射しようとしているんですよ、景気が悪くなっている中、金融と財政を締めるっていう…締めちゃダメです。開けないとダメなんです」と考えを口にした。

 また、垣花アナの「石破内閣については、マーケットはすでにノーっというっているという」に、「そうそうそう」と力強く肯定していた。