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10年以上前に北朝鮮から韓国に逃れてきた30代の男がバスを盗んで再び北朝鮮に戻ろうとしたとして、拘束されました。

防犯カメラが捉えたのは1日未明、マイクロバスが並ぶ駐車場で暗闇の中、不審な動きをする男。

この男はその後、バスを盗み、自ら運転して韓国と北朝鮮をつなぐ「統一大橋」へと向かいました。

韓国メディアによりますと、男は警備にあたっていた兵士を無視して進み続けましたが、バリケードに衝突し、身柄を拘束されました。

拘束されたのは、2011年に脱北した30代の男で、警察の調べに対し、「韓国での生活が苦しく母親に会いたくて北朝鮮に帰ろうとした」と話しているということです。

警察は今後、北朝鮮に戻ろうとした詳しい経緯などを調べる方針です。