メ~テレ(名古屋テレビ)

「どうなる名古屋市長選」。1日朝、河村たかし名古屋市長が衆院選への出馬を表明しました。任期途中での市長の辞任。次の市長を選ぶ選挙にも、にわかに注目が集まっています。

名古屋市役所で、午後3時半から開かれた会見。

「もう1回、“総理を狙う男アゲイン”なかなか響きがいい」(名古屋市 河村たかし市長)

河村氏は、27日に投開票が行われる予定の衆議院選挙で、愛知1区から出馬することを明らかにしました。

石破氏が総理への正式就任に先駆け、衆院選の投開票日を「10月27日」とする方針を決めたのは、9月30日のこと。

そのすぐ翌日、10月1日に出馬を表明する形となりました。

「石破氏が『すぐに選挙をやる』と言って、自分の出馬を決めたのが一番大きい」(河村市長)

自身が共同代表を務める「日本保守党」の公認で、代表を務める地域政党「減税日本」からは公認か推薦を得る見通しだということです。

「税金を払っている人が苦労して、税金をくっている(もらっている)人が、楽している社会を変えないといけない。議員の“家業化”をストップ。絶対やらないといけないのは、地方自治を変える、地方議員のボランティア化」(河村市長)

誰が新しい名古屋市長に?

この他、愛知1区には、自民党の熊田裕通氏(60)、立憲民主党の吉田統彦氏(49)が出馬を予定しているほか、日本維新の会の山本耕一氏(47)が立候補を表明しています。

2009年に名古屋市長選に初当選してから現在、4期目の河村氏。

前回2021年の市長選では「5期目は考えていない」と公言していました。

「言った以上は約束を守って今期でやめようとは思っていた。辞職届はきょうは出さない。議会中だからというのもあるが、丁寧にやらないといけないなと」(河村市長)

衆院選で予定される公示日までには「辞職」することになる河村氏。

そこで気になるのは、「誰が新しい名古屋市長になるのか?」です。

河村氏は、前の名古屋副市長で地域政党、減税日本の副代表を務める広沢一郎氏(60)を後継指名しました。

「河村市政の継承。市民税減税、市長報酬800万円、退職金の廃止。副市長時代に手がけていて、道半ばのものに着手したい。1つは名古屋城の木造化。木造で本物を復元する。これに取り組んでいきたい」(減税日本 広沢一郎氏)

名古屋市長選には、このほかにも大塚耕平参議院議員(64)と、政治団体「学生党」の西田礼孝氏(27)が立候補を表明しています。

「相手が誰かということではなくて、これまで申し上げているように、守る・伸ばす・創るという、名古屋市政を発展させるための切り口でしっかり応対をして、有権者のみなさんに聞いてもらい、まじめな市政を目指したいと思っています」(無所属 大塚耕平 参議院議員)

「外から見ていてわかる部分、実際は国民はこう思っているけど、ズレているよねとかそういったところはある。そのあたりを差別化して、明確に打ち出していければと思っています」(学生党 西田礼孝氏)